松山での鶴姫伝説は、見ると決めたので行くことにした。
雪の予報は、続いている。
山には入れない。
海岸線の道を、宇和島を通って行くことにした。
6月は高知を素通りした。
今回もそうしたら、竜馬に申し訳ないかなと。
それで、桂浜、はりまや橋、青龍寺に寄ることにした。
桂浜の丘の上に、坂本竜馬の像はあった。
海の彼方を、そして、遠く日本の将来を見ているのか。
幕末から明治維新への政治は、複雑で分かりにくい。 私は分からない。
竜馬については、下に。
※ そういえば、竜馬は京都の伏見の旅館寺田屋で襲われたのだが、その旅館は今どうなっているか調べてみた。
京都市が昨年、再建だと結論を出したのに、まだ見学させていた。
ここから、桂浜に下りた。
ここが桂浜。 実際は、竜馬像も含めて、この辺り一帯を桂浜と呼んでいる。
岬や、水族館や、お土産屋もあり、高知の大きな観光地になっていた。
砂浜は、弓形に広がっている。 潮流が速くて、夏でも泳げないそうだ。
大町桂月の石碑があった。 桂月の桂は、桂浜の桂で、高知市出身の人だった。
この人は、北海道の層雲峡の名付け親だ。
実際は、詩人、歌人、随筆家、評論家のようだが、読んだことはない。
※ この人の評価が高くない理由の一つに、昔こんなことがあったそう。(Wikipediaより)
与謝野晶子が発表した「きみ死にたまうことなかれ」に対して、桂月は、雑誌「太陽」でこう避難した。
「皇室中心主義の眼を以て、晶子の詩を検すれば、乱臣なり賊子なり、国家の刑罰を加ふべき罪人なりと絶叫せざるを得ざるものなり」と。
これに対して与謝野晶子は「明星」でこう言った。
「歌はまことの心を歌うもの」と。
桂月は、国粋主義的な人間に見られている面があるようだ。
当時は、桂月のように物を言えば有利だ。 でも時代は変わって、逆転した。
時代の流れに沿って物を言うのは、その時評価されても、その時代で終わると言うことかな。
こんな説明があった。
下竜頭岬と竜王宮。 そこへの道がいい。
このように、岬をいい形でデザインすれば、岬が引き立つ感じがする。
(他の岬は、参考にしてもいいように思う)
花はまだ、生き生きとしていた。 でも、今日の雪は応えたな。
下竜頭岬。 ※ 地元では、下を取って、竜頭岬(りゅうずみさき)とも言うそう。
西方面。 ※ 後で、海岸沿いの道を、向こうに走る。
上から見た桂浜。
砂浜の奥に水族館があった。
オットセイ(?)が、ボールの訓練をしていた。 ほめられたり、励まされたりして。
駐車場の心配はあったが、はりまや橋に向かった。
案の定、停めやすい駐車場は見つからなかった。 スーパーに停めた。(歩いて10分ほど)
※ たくさん買い物をした。
急にいるものはないから、絶対無駄にしないものを買った。 酒。
はりまや通り。(駅前通り) ※ 後ろが駅。
少し向こうに歩いたら、右のこんな所にあった。 ここです。
これがはりまや橋。 小さい。 かわいい。
よさこい節の中に、「はりまや橋で、ぼうさんかんざし買うを見た」とある。
坊さんが、簪(かんざし)を買ったことについての通説は、こうだった。(何にでも載っている)
幕末、僧の純信が、思いを寄せる鋳掛け屋の娘お馬に、はりまや橋近くの店でかんざしを買う。
一部の宗派を除いて妻帯が禁じられていた当時、これが醜聞となって世に広まる。
2人は駆け落ちするが、追っ手に捕まり引き離される。
はりまや橋は、僧と娘の悲恋の舞台だった。
※ 三角関係だったという話もあるが、長いのでここに。(朝日新聞の記事から)
いい雰囲気。
戻った。 駅方向。
居酒屋のメニュー。
こんなのが。 私は酒を飲んだら、すぐ眠くなる。 理由がやっと分かった。
今日のブログは、土佐鶴を飲みながら書いている。 昔から、この酒は好き。 辛口。
西の方に30ほど走って着いた。 ここが、青龍寺。 ここです。
三重塔。 今日は、橋も塔も、小さくて朱い。
平成16年に建てられた。 鮮やかな朱色だ。
300年経ったら、室生寺みたいに有名になれるかも。 ※室生寺五重塔は、ここに。
道の駅に向かう途中。 海岸線の風景。
今日は、どこも期待していたより、良かった。
はりまや橋は、時計台(札幌)・オランダ坂(長崎)の3つで、日本三大がっかり名所と言われている。
でも、よさこい節の歌と共にあるので、わるくないと思った。
時計台もそうだが、歴史を考えないで見るから、がっかりする。
日本中に、がっかり名所は、数え切れないほどある。
あそこの岬だって、あそこのテーマパークだって。
【道の駅】 かわうその里すさき ここです。
【明日の予定】 宇和島へ向かいます。 海岸線を走るが、少しでも近道できるだろうか。
【今日の歌】 よさこい節(YouTube)
わすれ雪(YouTube) 雪が降りました。 手仕事屋きち兵衛さんです。
北の岬(YouTube)
【ブログランキング】 国内旅行13位です。
今日も山登りをしました。
四万十川の源流点を見るために。
汲んできた水で、焼酎を割って飲みます。
ニホンカワウソが、最後に発見された所にも行ってきました。
今はもういないって、地域の人も言っていました。
疲れる旅が続いています。
こんなはずではなかったんだが。 (7時半)
※
昔、日本に、カワウソはいっぱいいた。 ウソでなく。
毛皮が高く売れた。 いなくなった。
最後に目撃された町があったので、行ってみた。 場所は、この辺り。
下の写真は、カワウソ学習館なんだけど、閉まっていた。 (火曜日閉館)
窓からのぞいて写真を撮った。

最後に写真を撮ったのは、1979年。 30年前。
少なくなってると分かってても、それでも、密猟があったそうだ。

去年の夏、紋別の立牛川で、ある動物を見た。
カワウソかと思った。 でも、ミンクとカワウソは似ているそうだ。
逃げ出したミンクだったのかな。
ニホンカワウソが絶滅しても、私たちの生活は何も変わらない。
このことを、どう考えたらいいのでしょうね。
今日は、まとまったことは書けません。
※ このことについては、10月2日のブログ、「クマの悲しげな目は、何を意味する」に。
カワウソについて、詳しく分からなかったので、次を考えた。
地図を見たら、四万十川の源流が近い。
近くにある道の駅、布施ケ坂に行ってみた。
場所は、ここ。 地図の左に見えるのが、四万十川本流。
道の駅の人は、道は細いと言ったが、何とか行けそうだ。

先ほどの道の駅から近い。
四万十川の最上流部にある集落。
北海道の、石狩川や天塩川と違って、源流近くまで家がある。
それでも、清流が保たれている。

途中に、小さな洞窟があった。 上の地図に載ってる。
バイクの人が、今見てきたという。
真っ暗なので、懐中電灯を持って入った。
ロープにつかまって、5㍍位下がった。
10㍍位進んだが、不安になって戻った。
バイクの人は、私が戻るのを見届けて、出発した。
入り口は、写真の真ん中上に。
水たまりが見えるが、川の水が下に潜っている。
※ この辺りは、四国カルストと呼ばれているところに近い。
左の方に、小さな滝があった。

洞窟から、少し走ったら、登山道があった。
ここから登った。 私の他に、もう一人いた。

ここです。 標示があった。
ここから、196㎞の流れが始まる。

水を汲んだ。

四万十川は、内陸に大きく入って、源流は海に近づいている。
道の駅のそばを流れているが、そこから海まで、車で30分。
そっちには、流れてこない。
四万十川の源流を標示する意味を、前の橋本大二郎知事は、石碑にこう書いていた。

桑田山温泉と言うところに行った。
タヌキがいた。
温泉の主人から、お菓子をもらって食べていた。

五木でもらった鹿の肉と、先日の野菜をいっしょに煮て、食べてます。
源流の水で割った焼酎を飲みながら。
そんな源流に行って、何になるのよ、と言うことだけど、
でも、行きたいと思う気持ちがなくなったら、この旅はしなくていいことになる。
そんなことでしょうか。
あ、そうそう。
今日、寺をお参りするために、歩いている人を見た。
今度、取材してみますね。









【今日の道の駅】 かわうその里すさき 場所は、ここ。
【温泉】 桑田山温泉 600円 玄関から、2歩あるいたら受付。 3歩あるいたら更衣室。 4歩あるいたら、温泉。 道の駅から、10分。
【3日の予定】 高知の方に行くが、行きたいとこは、決まってない。
《今日の歌》 手仕事屋きち兵衛「ねがい星」(エムズの片割れ) いいですよ。
※
四万十川の上流に来ました。
場所は、四万十町十和(とおわ)川口 ここです。
ただ川が流れている。
それだけなんですが。
今日は、国道をずっと来ました。
海の上も。
写真は、これから。 (7時半)
夕方涼しくなってから、自転車で一回り。
写真が終わって、ちょっと横になったら、寝てしまった。
起きたら、ネットの調子が悪い。
今は、だいじょうぶ。
この写真は、海の上だが、船で国道を走っている。
国道197号線。
海の上に国道ですよ。 海は、航路なのに。
九州の佐賀関から、四国の三崎まで。 地図では、ここ。
九州側は、佐賀関港の所。 四国側は、国道が切れてるところ。
カーナビが賢いか、試してやった。
そうしたら、案内した。
フェリーを使いますと言った。 なかなかだ。
フェリーを使うのはいやだと言えばよかった。
どのコースを案内するか、見たかった。
ぐるっと、周るんだろけど。
疑問が一つある。
フェリーの会社がなくなったら、国道は消えるんだろうか?
来る途中で見た、沈下橋です。
こんな橋が、四万十川には、47あるそうです。
四万十川は、「日本最後の清流」とか、「日本三大清流」とか言われている。
本流に大きなダムはないそうだ。
ダムは、自然のままの川を壊すっていうことなのか。
川の水を見た。
感動するほど、きれいではないな、と思った。
オホーツクの、渚滑川や、立牛川を見ているからか。
でも、こうも思った。
この川の流域には、町がいっぱいある。
そういう条件の中で、これだけきれいなら、やっぱりすごいのかな。
欄干とか付けたら、洪水の時、流れてくる木が引っかかる。
それによって、橋が壊される。
それで、こんな橋を考えた。
でも、安心して、子供を渡せるのかな。 通潤橋といっしょだ。
橋の上からの写真。 魚がいっぱいいる。
何せ、漁をして暮らしている人がいるそうだ。
6匹くらいは、見えるでしょうか。 黒いのが1匹。
清流四万十川に抱かれて暮らす人たちの心も、清流のように清らかなのか、そんなことも思ってしまった。
こう考えた。
この川を、いつまでも清流のまま残したいと、流域の人達が考えたら、その時に、心がこの川に近づいていくように感じた。
別の場所にもあった。
上流だから、岩が多いのか。
川に沿って、家は建っている。
谷の底は、早い時間に夕陽は当たらなくなる。
涼しくなった5時過ぎに、自転車で動いた。
これは、段々茶畑と言っていいのか。
おばあちゃんが歩いていた。
こんにちは、涼しくなりましたねって、切り出した。
晩は、寒いくらいだといった。
ここの棚田は、百選とかになってるんですかと聞いたが、知らないと言った。
棚田百選になってなくても、こういうところは、いっぱいある。
漁をする人の船がある。
ライズと言って、魚が跳ねた跡が、常に見える。
夕方、近くの小さな食堂で定食を食べた。 650円。
申し訳ないほど、料理がいっぱいあって、美味しかった。
小豆島に真っ直ぐ向かう予定だったが、四万十川に挨拶しなければ、と思って来ました。
【今日の道の駅】 四万十とおわ 場所は、上に。
【温泉】 西予市健康保養館 クアテルメ宝泉坊 500円 場所は、ここ。 すべてが清潔。
【2日の予定】 海に出て、高知の方に向かうのかな。
【今日の歌】 あさみ ちゆき「青春のたまり場」(YouTube) 初めて。
中孝介「花」(YouTube) 初めて