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キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

頂上である、日出ヶ岳に着いた頃、雨と風は強くなってきた。
大台ケ原山を1周するコースを歩きだしたが、正木峠で引き返した。
写真を撮れる状況ではなくなってきた。

雨が降ったら、遠くが見えない。 風景も花も、写真にちゃんと撮れない。
山は、天気のいい日に行かないと、楽しみが少ない。

でも、大台ケ原山は、雨の似合う山だから、仕方ないかな。


5時に起きた。 雨は降っていない。 でも、午前中の降水確率は、70%。
すぐに、大台ケ原の駐車場に向かった。

10年6月13日 (1)

持ち物の準備や、入山手続きをしてたら、6時半になった。

ビジターセンターの玄関が開いており、そこに入山手続きの用紙があった。
そこに、人を探すポスターがあった。
この大台ケ原山に入山して、戻ってない人が3人いるという。

先日のニュースで、去年の山での遭難者は2085人で、死者・行方不明者は317人とあった。
遭難者の43%は、道に迷ったのが原因。

※ このことについて少しだけ。 どんな時に、道に迷うか。

  分岐点で、別な道に行く。 途中で間違いに気付き戻る。 戻る時に、再度道を間違う。
  こうなったら、もう戻れない。
  また、山には、岩や石だらけで、道がはっきりしない場所がある。 こんな所でも、迷いやすい。

去年の夏に、山に登ると決めた時、最初に買ったものが、山用のナビだった。
高いものだったが、迷わなかった。
全国の山の、登山道が記録されており、自分が登山道のどこにいるかが表示される。


出発は、6時40分。 雨は、小雨が降ったりやんだり。

10年6月13日 (2)

熊に注意の案内があった。 撃退スプレーを、リュックから出して、左のポケットに入れた。

持った食べ物は、おにぎり4つと、ソーセージ。 他に、カロリーメイトとキャラメル。
※ おにぎりなどは、昨日買って冷蔵庫に。 全部梅。 傷みにくいので。
※ ソーセージには、宮崎産黒豚と書いてあった。 今、たいへんだ。

10年6月13日 (3)

7時頃。 雨は止んだ。 傘は閉じてリュックに引っかけている。

このように笹が生えている。 見通しがいい。
熊や鹿など、動物がいないか、探しながら歩いた。

もし熊を発見したら、すぐに撃退スプレーのストッパーを外す。 そうして、写真を撮る。 そう決めている。
まだ、出会ったことはない。    ※ 関連ブログ。  熊がデントコーンを食べた跡

10年6月13日 (4)

大台ケ原山(おおだいがはらざん)について、日本百名山を書いた深田久弥は、こう言っている。

 大台ケ原は昔、大平と呼ばれた。それが大平原となり、大台ケ原と変わった。
 それにさらにご丁寧に「山」を付けて、現在では大台ケ原山と呼ばれている。
 昔の人が端的に大平と名付けた通り、山上は広い高原で、樹木が繁茂しているのは、雨量の多いせいである。

歩きやすい。

10年6月13日 (5)

大台ケ原山は広い。 その中の、一番高い所には、名前が付いている。 
日出ヶ岳(ひでがたけ)。 1695㍍。

途中で、カメラの三脚を持った人とすれ違った。 写真は撮れなかったと言った。

10年6月13日 (6)

このような道の所が多い。 土のままだと、水が流れて、掘れていく。 
登りらしい登りが、ずっとない。

10年6月13日 (7)

分岐点に来た。 この時、7時半。 雨が降ってきた。

10年6月13日 (9)

地図では、ここ。 少し上に、日出ヶ岳。 1周コースを歩く予定。

10年6月13日 (8)

このツツジが、たくさん咲いていた。 シロヤシオ(白八潮)と呼ばれるそう。 
ゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも。 ※ 葉が5枚かたまって、枝先につくので。

10年6月13日 (10)

愛子さんのお印の花が、この花だそう。

10年6月13日 (11)

こんな風に、一気に登り始めた。 霧が濃い。

10年6月13日 (12)

ここを登ってきた。 山と言うより、公園を歩いているみたい。
自然にダメージを与えないためにこうした、と説明があった。

10年6月13日 (13)

この辺りは、風が強いことが分かる。

10年6月13日 (14)

写真を撮るから、傘をさしているが、風が強く支えるのがやっと。
写真を撮らなかったら、傘はいらない。 カッパを着ている。 雨は通さないが、空気は通す。

間もなく、頂上の感じ。

10年6月13日 (15)

頂上の建物が見えた。

10年6月13日 (16)

こういう場所。 上の方の地図とは、逆さま。       地図では、ここ

10年6月13日 (17)

7時40分に着いた。 1時間しか歩いていない。
東の方向。 何も見えない。 

10年6月13日 (19)

実際は、こう見える。 海が見たかったな。

10年6月13日 (18)

こっちは、西。 遠くに、近畿最高峰の大峰山も見えるはず。(明日天気が良ければ、行きたいと考えていた)

10年6月13日 (20)

こんな風に。

10年6月13日 (21)

展望台では、雨宿りが出来た。 おにぎりを一つ食べた。
携帯が使えたので、姉に電話。 姉も昔ここに来ていた。
大台ケ原をリクエストしてきた友人にも。

1周コースを歩きだした。 地図の正木峠に向かった。
ここは、鹿がいっぱいいるので、届く所の高さまで、全部食べられている。

10年6月13日 (22)

こんな所を歩いている。

10年6月13日 (23)

正木峠。 木が無くなってきた。 雨も風も強い。 傘が何度も、裏返しになる。
このまま進んでも、写真は撮れないと判断し、戻ることにした。 8時20分。

10年6月13日 (24)

こんな道を登って来ていた。

10年6月13日 (25)

ずっと動物を探しながら歩いた。 もし熊を見つけたら、雨のマイナスは、全部飛んでいく。

10年6月13日 (26)

駐車場が見えた。 9時10分に着いた。 2時間半しか、歩かなかった。

10年6月13日 (27)

山を下る時、こんな風景が。

10年6月13日 (28)

伊勢に出ることにした。 紀伊半島の中は、国道以外道が細いので、自由に動けない。
この後、雨の日が続くので、土砂崩れも怖い。 
雨は降り続いているが、今朝からの雨だから、まだ危険はない。

吉野川沿いを走ったが、風景はよくなかった。 自然が壊れた感じに見えた。
風景に配慮しないで、橋でも何でも作った。
熊野川は、自然に手を加えたが、風景は壊さなかった。 その違いかな。

でも、吉野川沿いも、景観条例とかを作って、今後きっと良くなると思う。
※ ある地域が、それを掲げて、取り組んでいたから。

山に登る時は、何日も前から天気をにらんでいなければダメ。
それが、反省です。


【道の駅】    茶倉駅    ここです

【明日の予定】  この近くを見る。 見所が少なかったら、伊勢でしょうか。


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奈良県の大台ケ原に来ています。
※ 実際の場所は、ネットが使えなかったので、少し下。

明日、大台ケ原山に登ります。
高さ、1695㍍。 百名山の一つです。
この山は、山の上が広く平ら。 変わった山。
そして、日本有数の多雨地帯。

明日の天気は、一日雨。 でも、午前中降らない可能性もある。
今晩は、11時半には寝ます。 早朝に、出発します。 熊野古道よりは、きっと楽。


道の駅 紀宝町ウミガメ公園には、ミニ水族館があった。

10年6月12日 (1)

この辺り一帯の海岸は、砂浜。 昔はカメが産卵した。 ※ 今も、少しは産卵するが。
その姿を取り戻したいと言う願いがあって、この施設がある。

10年6月12日 (2)

飼っているだけでなく、調査研究している。

10年6月12日 (3)

人に関心を持っているのか、寄って来た。

10年6月12日 (4)

七里御浜(しちりみはま)。
21世紀に残したい日本の自然百選の一つだそう。 百選は、いっぱいある。

ここには、産卵のためアカウミガメが上陸する。 
5月1日から9月31日までの間は、自動車やバイク等の乗り入れが禁止されている。

砂浜も、海も、山も、いい色。

10年6月12日 (5)

獅子巌。 信号待ちしていたら、見えた。

10年6月12日 (6)

鬼ヶ城。 小さく見える穴を通って行く。

10年6月12日 (7)

岩が大きい。 それも、頭の上に。

10年6月12日 (9)

広い岩の棚。

10年6月12日 (8)

釣り人が、あちこちに。 小さいのが釣れたら、ポイと海に放していた。
海は、どこもこの色。

10年6月12日 (10)

国道169を走った。 いたるところに、ダム湖。

10年6月12日 (11)

道の駅 吉野路上北山

10年6月12日 (12)

この温泉に入る予定だった。

10年6月12日 (13)

魚がいっぱい。 アマゴ。

10年6月12日 (14)

遠くから道の駅を。

10年6月12日 (15)

上北山村を散歩した。

10年6月12日 (16)

なかなか釣れない。 アマゴを狙っている。

10年6月12日 (17)

この人は、アユ。 他の人は、みんな帰った。

10年6月12日 (18)

左の方に、市街地がある。

10年6月12日 (19)

この人は、フライという釣り方。 目標は、アマゴ。
釣りを見ていた地元の人が、こう言った。
「ダムに外来魚を放すから、魚の稚魚が食べられる」って。

10年6月12日 (20)

市街地を歩いた。 右の建物は、役場。

10年6月12日 (21)

旧道。

10年6月12日 (22)

木魚の音が、ポンポン鳴っていた。 いい雰囲気の夕暮れ。

10年6月12日 (23)

明日は、時間が遅いほど、天気がよくない。 予定を変更して、大台ケ原に向かった。

10年6月12日 (24)

途中での、風景。 あの橋は渡っていない。

IMG_7bkkl92

大台ヶ原駐車場。 ネットが使えなかった。 ※ 携帯もダメ。

10年6月12日 (25)

見晴らしのいい所まで、数㌔降りた。 2度、鹿に会った。

10年6月12日 (26)

ここで、停泊。

10年6月12日 (27)

大台ケ原の駐車場で、今日登った人に会った。

「今日は、天気が良くて、よかったですね」と言った。 そうしたら、
「天気が良すぎて、物足りない」と言った。 私は、
「大台ケ原山には、雨が似合いますか」と言った。
「そうなんだよね」って、返事が返ってきた。

明日は、少しくらいの雨でも、行きます。
道を外れたらたいへん。 ナビを用意します。 
もし、雨が降っていなかったら、カメラは2台持っていきます。 花を撮ってきます。

昼を目指して、戻ってきます。

今年の山登り、スタートです。 ※ 元旦に、開聞岳に行ったけど。
楽しみ。


【停泊場所】    大台ケ原手前の、道のそばの空き地。


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※ ランキングや拍手で応援していただくと、雨降っても行くぞ、いい写真撮ってくるぞ、なんて思いますね。
  元気が出ます。 いつもありがとう。
興福寺阿修羅像は、圧巻だった。 別物だった。
この像のお陰で、普通の仏像を見て退屈する理由が、分かったような気がする。

奈良に都が移ったのが、710年。 (良は、にならって、都を作る)
今は、2010年だから、1300年経った。
今年いっぱい、平城遷都1300年祭が行われている。


大仏を見に行った。(撮影が、可能と思われたので)
近鉄の奈良駅から歩いた。 
京都との違いは、土地にゆとりがある。 歩道も広いし、芝生の公園が、あちこちに。

奈良公園に入っている。 真っ直ぐ行くと南大門。

10年5月30日 (2)

南大門。 鎌倉時代の正治元年(1199年)のもの。 国宝。
一目、古いと感じた。 柱が折れて、落ちてきそう。

10年5月30日 (3)

金剛力士立像。 国宝。 高さ8.4メートル。
解体修理したら、中から、いろんなものが出てきた。
その中の書きものに、運慶が中心になって作ったことが書いてあった。

10年5月30日 (4)

大仏殿。 江戸時代に再建。 国宝。

10年5月30日 (5)

大きさは、東本願寺の御影堂にかなわないが、形が美しい。

10年5月30日 (6)

大きさが実感できる。

10年5月30日 (7)

大仏。 奈良時代、国の平安を願って、聖武天皇がつくった。  ※ 中の撮影は、大丈夫だった。
でも、貴族や寺院は富み栄えたが、農民の負担は激増し、浮浪者や餓死者が後を絶たなかったそうだ。

10年5月30日 (8)

何度も火事で焼けた。
台座と袖、脚などの一部に、当初の部分が残っているだけ。 でも、それがあるため、国宝。
頭部は江戸時代の作。 

10年5月30日 (9)

大仏の下の方にある、蓮弁の模型。 仏教に関わる物が、書かさっている。

10年5月30日 (10)

虚空蔵菩薩像。 大仏の左側に。 江戸時代の物。 これでも大きい。

10年5月30日 (11)

大仏の高さは、14.7メートル。

10年5月30日 (12)

左奥に、広目天像。 この像はいつも、本尊の左側にあって、本尊を守っている。

10年5月30日 (13)

こんな表情。

10年5月30日 (15)

像は、何段にも分けて作られた。 像が先で、建物は後に。

10年5月30日 (14)

柱に穴があって、みんな通ってた。 昔、私も通った。 この穴に柱を入れ、太い柱を少し回転させるための穴。

10年5月30日 (16)

多聞天像。 大仏の右側に。

10年5月30日 (18)

こんな表情。

10年5月30日 (17)

右、前方から。

10年5月30日 (19)

如意輪観音菩薩像。

10年5月30日 (20)

顔は、芸術的には、高く評価されていない。

10年5月30日 (21)

昭和55年に、大仏殿の大修理が終わった。 その時の、落慶法要。 なお、東大寺も世界遺産。

10年5月30日 (22)

東大寺の後、興福寺を見た。 
五重塔は、1426年ころの物。 高さ50.8メートル。 木造塔としては東寺五重塔に次ぎ、日本で2番目に高い。
国宝。

10年5月30日 (23)

国宝館にあった、阿修羅像。 
日本でもっとも有名な仏像の一つと聞いていたが、存在感が違った。 

10年5月30日 (1)

他にも、仏像はたくさんあって、その説明を読んだ。 表情の意味が知りたかった。
あることが、分かった。
仏像の表情は、悟りの境地とか、弟子に何かを訴えているとか、仏教の世界の中の、表情だった。

人間が生きる中での、喜びや悲しみや希望など、自由に表現したものではなかった。
仏像を見て、今まで、少し退屈していた理由が、これで分かった。

※ 仏像に興味を持って、どういう種類の仏像だとか、研究心を持って見たら、もちろん退屈することはないと思うが。

阿修羅像の表情は、説明は読まなくても、仏像としての表情の他に、人間としての表情があった。
魅力の大きさは、そこにあると思った。

今まで仏像をたくさん見たが、感動したものがあったろうか。
広隆寺の半跏思惟像。 法隆寺の百済から伝わった像。
でも、これらは、仏像として、いいなと思ったレベルだったように思う、

興福寺の阿修羅像は、人間の像として見ても美しく、他の仏像とは比べられない、質の高いものに感じた。
五重塔で例えれば、室生寺や、瑠璃光寺の塔のような、存在だった。


東金堂の中も見た。 こんな像が。

10年5月30日 (24)

近くの、猿沢池。 カメがいっぱい。

10年5月30日 (25)

小路を歩いた。 普通のお土産屋さんは、のぞいても、楽しくはない。
こう言う所は、隠れた穴場。 

ここのお店も、個性的なものがいっぱい。 値段は高いが、欲しい物が見つかる。
息子に、水筒をプレゼントした。
私が先日買ったものに、似ている。 絵は、ここのオリジナル。 奈良公園の鹿の絵。 全て質の高いデザイン。

10年5月30日 (26)

春鹿酒造で、酒を飲んだ。 400円で、お猪口1杯ずつ、5種類。 おまけの1杯と、奈良漬けも。
泡の出るお酒が、美味しかった。

10年5月30日 (27)

この人がいる間と思って、いそいでシャッターを切った。

10年5月30日 (28)

楽しめる店が、あちこちに隠れている。

10年5月30日 (29)

せんとくん。 可愛くないとかで、もめた。 それが、大きな宣伝効果になった。
私も好きでない。 
決める過程で、市民が参加できなかった。 そこに大きな問題。

マスコット・キャラクターを決めるのに、どうして、彫刻家に依頼したかが分からない。
当然、デザインの専門家になると思うが。 (競作には、なっているが)
※ 見えないところで、何かが決まって行くと、知られては困ることがあるのではと、疑いたくなる。

10年5月30日 (30)


今日は、大仏殿の中を、自由に撮影できたことが、うれしかった。

そして、阿修羅像を見て、いろいろ考えることが出来た。
それが、良かったでしょうか。


【道の駅】       同じです。

【明日の予定】     道の駅は動きますが、明日からの準備をしたい。
            見る時間は、無いかもしれない。


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世界最古の木造建築がある、法隆寺に行ってきました。
夕方、柿を食べながら鐘のなるのを待ちました。

今いるところは、法隆寺から近い、竜田川のほとりです。 
ちはやぶる 神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
この歌が生まれたところです。


せっかく奈良にいるから、もう一つ見て京都に行くことにした。
昨日は、飛鳥時代だったこともあり、法隆寺にした。
竜田川もある。

法隆寺は、聖徳太子ゆかりの寺。
古いこともあり、近くの寺といっしょに、世界遺産になっている。   ここ

9年11月26日 (1)

天下の法隆寺かも知れないが、観光客は少ない。
山の中の室生寺は、人でいっぱいだった。
ここは、建物も仏像も国宝だらけなのに、人気のものがないのか。
室生寺の五重塔ひとつに、負けている。
そんな感じがした。

空から見たら、こう。 夢殿とかは写っていない。 右手前にある。

9年11月26日 (13)

手前に柿の木があり、赤い実がなっていれば理想だ。
法隆寺の名前を聞いたら、正岡子規の、この俳句を思い出す。

  柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺

明治28年(1895年)年10月26日に、奈良に遊びに来た。 その時、ここに来て作った。
松山の、夏目漱石の所からやってきた。

9年11月26日 (2)

わが国最古の五重塔。 
大きい。 高さ、32.5㍍。  室生寺の五重の塔の、ちょうど2倍。 
どこから見たら美しいか、撮影の場所をずいぶん変えた。
これも、もちろん国宝だが、美しさの面では、室生寺に大分負ける。

この塔は、遠くから見た方がいいかも知れない。 (柿でも食べながら)

IMG_0684ppp.jpg

こんなのが普通でしょうか。

9年11月26日 (5)

法隆寺の建物は古い。 いつの建物かについては、論争が起きている。
ただ、次のことが、確認されている。

法隆寺金堂、五重塔、中門に使用されたヒノキやスギの部材は、650年代末から690年代末に伐採されたもの。
※ 年輪年代測定という方法。(これは、テレビでやっていた)

飛鳥時代の建物と、大雑把にいうことは、大丈夫のようだ。
下は金堂。 この寺の本尊がある。 

9年11月26日 (4)

金堂内部。(パンフレット)  中央に、釈迦三尊像。 

9年11月26日 (12)

その真ん中にある、釈迦如来像。  顔が普通の仏像と違う。

9年11月26日 (14)

観覧する場所の隅に、監視員が座っていた。
その人に、ご苦労さんですと声をかけて、仏像の顔が違いますねと言った。
やってきて、説明してくれた。 詳しかった。 こうだった。

① 作者は、鞍作止利(くらつくりのとり)。 帰化人。
② 顔は面長。
③ 目は、杏子(あんず)の形。
④ 口は、両端が少し上がっている。アルカイックスマイル(古式の微笑)と言うそう。
⑤ 体全体にふくらみが少ない。
⑥ 聖徳太子の病気の回復を願って作った。 

他に、寺全体についても説明してくれた。
どんな質問にも、答えてくれた。 木材の年代測定についても。
※ その間、上の金堂の写真に写っている女の人が寄って来て、ずっと聞いていた。
   関心があるみたいだった。 

いい表情の仏像だなと、思った。

これは、聖霊院(しょうりょういん)。 ここを通って、宝物庫(宝物館)に向かった。

9年11月26日 (7)

宝物庫である、大宝蔵院。 百済観音や玉虫の厨子がある。

9年11月26日 (8) 

百済観音。 広隆寺の半跏思惟像と同じで、普通の仏像と全く違う。
しばらく、眺めていた。
※ 下の写真は、パンフレットを撮影。 小さな写真。
  接写のコツが分かってきた。 パソコンでの修正も。
※ 今日分かった一番のコツは、全自動で撮ることだった。 腹が立つ。
※ あとは、外付けのストロボは、天井に向けること。 これも大事。

9年11月26日 (11)

これは夢殿。 聖徳太子を供養するために建てた。 中には、仏像がいっぱい。

9年11月26日 (9)

国宝と聞いて感動はしないが、変わった雰囲気の、二つの仏像が気に入りました。
有名なのは他にもありましたが。

道の駅と法隆寺は、3㌔ほど離れている。
柿は食ったが、鐘の音は聞こえなかった。 車の音で消されたかな。


竜田川に、川と紅葉の写真を撮りに行った。
紅葉は、どこもいい状態ではなかった。 撮影ポイントをずいぶん探した。

下の写真も、十分ではない。 この後、向こうの橋に行った。

IMG_0739vfg

これで、精一杯。  実際は、写真よりずっと暗い。 (感度640)   撮影場所は、ここ

9年11月26日 (10)

下の歌は、百人一首にもあり、よく知られている。
水が流れるように、一気に読むことが出来る。

  ちはやふる 神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは  (在原業平)

くくるは、絞り染めのこと。  からくれないは、唐紅(韓紅)で、鮮やかな濃い紅の色
紅葉が、川を、絞り染めのように、紅くした、ということですね。
その美しさは、神の時代から聞いたことがないと。

昔の人は、自然を見つめる目が、繊細だ。

上の写真では、ほんの少し川が紅くなっている。


【路の駅】   大和路へぐり  ここです。 竜田川も見えます。

【明日の予定】   京都に行きます。

【雑記】    竜田揚げについて。 
        ヤフーの百科事典にこうあります。
        奈良県の竜田川は百人一首に詠まれているほど古くからもみじの名所であるが、
        竜田揚げも、揚げた色が赤褐色をしているので竜田川のもみじに見立てての命名である。

【今日の歌】    ロクサーヌ(YouTube)  映画ムーランルージュの曲です。
                          キム・ヨナは、2年間この曲を使用します。(ジュニアで1年)
                          ロクサーヌを一番上手に演技したのが、このフランス大会の時です。(2006年)
                          演技が音楽にピッタリ合っています。 
                          フライング・シットスピンというのがあるんだが、その後が、特にいい。
                          あと1週間したら、グランプリファイナルが始まります。 
                          オリンピックに向けて、完璧な自信を手に入れることが出来るか。 どうなるでしょう。


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明日香村に来ました。 遥か昔、飛鳥と呼ばれたところです。
心は、飛鳥時代に飛びました。

石舞台古墳は、古墳ですが、上の土が無くなって巨石だけが残っていました。
また、石の上が平らなため、伝説が生まれ、そう呼ばれていました。

橘寺は、聖徳太子の生まれた地、ということなので行ってみました。


長谷寺はやめた。 牡丹で知られた寺だが、他の魅力が分からなかった。
北海道を走るのと違って、どこに行くのも近い。

駐車場は有料だった。 街の中でないので少し走ってみたら、パーキングがあった。 もちろん無料。
最近、少し賢くなった。
 
高い所に上って、全体を見た。    ここです
元々の姿は、全体に土がかぶさっていた。 今は、半分から上の土が無くなった状態。

9年11月25日 (21)

ここの魅力は、石が大きいこと。
どうやって、この石を運んだんだろうと思う。

9年11月25日 (4)

この古墳は、蘇我馬子の墓と言われている。
飛鳥時代の豪族で、朝廷とのつながりが強かった。

飛鳥時代は、推古天皇から始まる時代。 6世紀の終わりから100年ほど続く。
壬申の乱があって、その後、持統天皇がここから藤原京に都を移す。

上の写真の手前から、中に入れる。 
ここには棺があったが、盗掘でなくなっている。

9年11月25日 (1)

学術調査団のような人たちが来ていた。

天井の石が一番大きいが、他も大きい。  天井の二つは、60㌧以上。

9年11月25日 (2)

どうして、こういうものを作りたくなるのでしょう。

9年11月25日 (3)

石の上が平らなので、そこで、狐が踊ったとか、旅芸人が踊ったとかの話がある。
そこから、石舞台古墳と呼ばれるようになった。

全体の説明は、こう。

9年11月25日 (6)

石の運び方の説明。

少し分かりにくい。

9年11月25日 (7)

こうやって、3㎞程離れた所から運んだとあった。
ころを使って、一人100㎏引っ張れたとしても、60㌧なら600人になる。

9年11月25日 (8)

イースター島のモアイ像も、こうやって立てた。

9年11月25日 (9)

土を後で取る方法は、よくある方法ですね。 

9年11月25日 (10)

推古天皇の宮廷(宮室)があったのは、ここから3㌔ほどの豊浦という所。 すぐそばだ。
奈良時代の16年前までの100年間、この辺りが政治の中心だった。
※ 天皇の影響がどのくらいだったかは分からない。
  例えば、東北の人たちなんか、存在さえも知らないでいたと思うが。

石舞台から、そこへの途中に、橘寺はあった。 歩いて、15分ほど。
こんな風に見えてきた。

9年11月25日 (11) 

明日香川に沿っての道を歩いていたら、こんなのが。 かわいいい絵だ。   マムシを見たい方は、ここを

9年11月25日 (12)

この道を歩いていたら、万葉集の歌碑があった。

9年11月25日 (13)

珠藻を調べてみたら、玉藻のことで、ふつうの藻のこと。 妹は妻。

この辺りで、どんな生活をしていたのでしょう。
※ 服装も、食べ物も、家も、仕事も、まったく想像つかない。 知識がない。

9年11月25日 (14)

橘寺。 建物自体は、江戸時代のもの。
ここで、聖徳太子が生まれたとされている。 飛鳥時代が始まる592年の、20年ほど前に。
※ 聖徳太子については、日本書紀等に書かれているのだが、本当にいたかどうかははっきりしない。

9年11月25日 (15)

言い伝えのものがあるが、文化財とか何かに指定されているわけではない。
あくまでも、伝説だからか。
※ この寺には、室町・鎌倉時代の仏像等が多くあった。 国宝はない。

9年11月25日 (16)

太子像のある本堂は、こんな感じ。

IMG_0616sss.jpg

別の建物の上がり口にあった。
心がそろうって、どういうことだ。 二つあるのか? 
※ そういうことを言ったらダメか。

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これは、二面石とよばれ、飛鳥時代のものだそう。 この寺の目玉。
人の心の善悪二相を表している。 右の顔が穏やかで、左は怒っていた。

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修行の場に使う建物があった。 
天井画が素敵とあったので、入った。(撮影はだいじょうぶ)

私は信心深くないので、この人のように、手を合わせることは少ない。
寺の建物の雰囲気が好きなので、行くだけ。

※ ただ、手を合わせるときは、ブログを読んでる人に、いいことがありますようにって必ずお願いしますね。 
  そして、クリックしてくれる人には、もっといいことがありますようにって。(このように、すぐ、少しまじめでなくなる)

9年11月25日 (20)

天井画。 新しいものだが、それなりの人が描いていた。

9年11月25日 (19)nn

こんな花が。

9年11月25日 (18)

別の道を通って、戻った。

IMG_0653bnm.jpg

遠くに、ちいさな塔が見えた。

IMG_0652ppp.jpg

ここ、飛鳥(明日香)の地は、日本の政治の発祥の地でしょうか。

飛鳥時代のもっと前にあった、卑弥呼の邪馬台国はどこだということだが、8割か9割くらい、畿内と言われている。
その中で可能性の高いのが、ここから10㌔ほど北にある、纏向遺跡(まきむくいせき)だ。
ということは、794年に都が京都に移るまでは、奈良を含めたこの地方が、ずっと政治の中心だったことになる。

はるか昔のことなので、はっきりしない部分が多いが、大体そういうことだ。
そんな所に、今、私は来ています。


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【明日の予定】   京都の紅葉が始まったので、そっちに向かうかも知れない。

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akkamui21

Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
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