初めてキム・ヨナを見たのは、ジュニア選手権を浅田真央と争った時かな。
浅田真央を初めて見たときと、同じ衝撃を受けた。
今日は、キム・ヨナの魅力を、あと二つ考えて見ます。
1つ目は、「空気を押すように」 また 「風に押されるように」 滑ることがある。
手の表情や体の使い方によって、それは生まれる。
だから、足の力で滑っていても、軽やかに、スピード感が生まれてくる。
別の表現をすると、「体が、風をつかまえている感じ」 でもある。
そんな選手が他にいるかと言えば、それをはっきり感じる選手は見あたらない。
※ 例えば、安藤美姫なんかは、風を切る感じの動きが多い。
アメリカのキミーマイズナーも、そんな感じだな。
二人とも、25日からのアメリカ大会に出場する。
しかし、ずっと昔、それを感じる選手に出会ったことがある。
それは、札幌オリンピックに出た、ジャネット・リン だ。
この、風を押す、とか、風をつかまえる、とかの感じは、後ろ向きで滑るときに生まれる。
下の動画では、①では、前半のスピンの後にはっきり出る。
また、後半のスピンの後にも少しある。
③の動画では、後半の踊る感じの後に、出てくる。
また、④の動画では、最初からそれが登場する。
この滑りが、私は大好きで、キム・ヨナの滑りに大きな魅力を感じる。
2つ目の魅力は、クラシックバレーを踊ってる感じで滑ることが出来ること。
①の動画は、スピード感があり、ある意味、力強さも感じる滑りだ。
しかし、②の動画は、がらっと変わる。 別人だ。
やわらかく、優雅に、まさに、バレーを踊っている感じだ。
①と②が、同じ人間とは思われない。
③の動画の後半にも、大きく体を使うバレーの踊りが出てくる。
④の動画は、激しさが出てくるので、バレーの感じとは少し違う。
まとめると、上の二つの魅力によって、キム・ヨナのスケートは、何かを表現するまでのレベルに高まっており、他の選手とは、何かが違うと、見る者に感じさせる。
技術だけに止まっておらず、音楽に対して、自分の心に感じたことを、体全体で表現している。 時には、顔の表情さえも。
キム・ヨナは、そんな選手のように感じています。
① 2006年末のグランプリシリーズ フランス大会SP(YouTube) ロクサーヌ ② 2008年春の世界選手権 SP(ショートプログラム)(YouTube) こうもり ③ 2006年末のグランプリファイナル FS(フリースケーティング) あげひばり ④ 2007年末のグランプリファイナル FS(YouTube) ミス・サイゴン
この画像も、近々差し替え。
グランプリファイナル第1戦アメリカ大会は25日開幕。
キム・ヨナの出場時刻は、日本時間、26日午前11時、ショートプログラム
27日午前 5時、フリースケーティング
テレビ朝日で放映される。
25日(土) 深夜0時30分~1時25分 開幕スペシャル
26日(日) 夜7時~8時54分 ショート
27日(日) 夜7時~8時54分 フリー
ショートプログラムの曲は「死の舞踏」(YouTube) この曲を短くして使用。
「今日の歌」は、坂井泉水の「あなたと共に生きて行く」(YouTube) 歌も動画もいい。 特に表情が。 これが重かったら、こちら。
もう一つは、城之内早苗の「大連の街から」(YouTube) 歌はそんなに上手くはないが、演歌をネオン街を感じさせない歌い方をする。 この歌については、よく歌いこなしていると思う。
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