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作者の壺井栄は、何を材料に、二十四の瞳を作り上げたのか。
そんなことが知れたらいいな、と思って行きました。
壺井栄文学館では、分かりませんでした。
小さなお店のおばあちゃんと話すことができました。
分かりました。
ネットで調べてみましたが、そこまでは書いていない内容でした。
田中裕子主演の映画も見ました。 (7時38分)
※
10時頃、高松のフェリー乗り場に向かった。
10時40分のに、間に合った。
映画の中にも出てくる、土庄港に着いた。
道の駅、小豆島オリーブ公園に向かった。
そこは、お話しの中で、大石先生の家があったところ。
道の駅から、分教場のある田浦を見る。
中央付近だが、湾の中にあり、見えない。
岬の分教場。
最初の高峯秀子の時に、使われた。
※ ここの管理人は、その後も使われたと言った。 場所は、ここ。
昭和46年に廃校。
私が小学校に入学したときは、こんな机だった。
オルガンの演奏の童謡が流れていた。
昭和29年、高峯秀子主演の映画が公開。
昭和62年、田中裕子主演で、映画が作られた。
そのオープンセットを、映画村として残した。 (分教場から、すぐ)
写真の両側に、まだ、建物がある。
お土産屋さんに利用しているのが多い。
映画村にも、分教場があり、そこに写真が展示されていた。
田中裕子の表情がいい。
これは、二十四の瞳の中の、一文。
作者は、主人公に、このように言わせた。
この言葉が、校長にとがめられることになり、悩む。
結局、続けられないと考え、やめる。
私は、20年以上前に、二十四の瞳を読んだ。
二人の登場人物の名前が、頭にこびりついた。
一人は、琴江。 もう一人は、松江。
琴江は、結核になり、いつも一人部屋に寝ていた。
家族もこない。
松江は、家が貧しかったため、高松の食堂に売られた。
大石先生と子供達が、修学旅行に行ったとき、先生と松江は会う。
松江は、大石先生に言いたいことがあったが、何も言えず見送った。
上の写真は、その場面。
大きくなって、クラス会を開く。
高木美保が松江を演じていた。
映画村には映画館があって、この松江が登場する場面から見た。
下の写真は、映画を撮影。
上の写真に、小さく自転車が写っているが、この映画で使われた自転車が、教室に展示されていた。
壺井栄記念館では、知りたいことは、分からなかった。
岬の分教場の駐車場に戻って、海の写真を撮った。
そばに小さな店があり、おばあちゃんが、小さい煮干しと海苔を売っていた。
煮干しを買って、あばあちゃんに聞いた。
おばあちゃんは、ここの分教場で勉強したのかい、って。
そうだと言った。
壺井栄は、この地域の人だが、少し離れてる。
田浦でなく、坂手と言うところ。
おばあちゃんに聞いてみた。
壺井栄は、ここ田浦の何を知ってたんだろうねって。
おばあちゃんは、語ってくれました。
おばあちゃんの伯母に「はるみ」という人がいた。
ここの岬分教場に学んだ。
その人の担任は、坪井栄の妹、岩井しんと言った。
(ここまでは、ネットにもあった)
岩井しん先生は、坂手から自転車で通っていた。
おばあちゃんは、身内のことを褒めるのは変だが、優秀だったと言った。
勉強もスポーツも出来たそうだ。 国体にも行った。
ある裕福な人が、学ぶための面倒をみてくれることになる、大阪かどっかに行く。
所が、結核になる。 若くして亡くなる。
岩井しん先生が、年をとって亡くなる少し前、この分教場のある田浦に行きたいと言った。
連れてきてあげた。
そこで、うわごとのように、はるみちゃんが来てないのかと、何度も言ったそうだ。
はるみという人のことも、きっと、姉の壺井栄に話していたはずです。
琴江が結核になるが、発想は、この人の結核にあるように思います。
二十四の瞳には、壺井栄の妹の、この学校での経験が、大きく活かされていました。
他に、坂手の学校の子供達の様子も見ていたようです。
ただの様子ではなく、先生と子供達のいい関わりを見ていたと、ネットにはありました。
これに近いことは、おばあちゃんも話してくれました。
今の道路は、昔は無かったと、おばあちゃんは言った。
昔の道を教えてくれた。
それが、下の道。 今は、舗装。
自転車で行ってみた。 すぐ、峠を上り始めた。
峠の頂上まで行ったが、もう5時を過ぎていたので、峠を向こうに下りるのはやめた。
大石先生や、子供達が見た、海や山の風景を、少しだけ見た。
駐車場の戻ったら、おばあちゃんが、店から出てきた。
オリーブ公園の、今やってる、イベントの案内をくれた。
笑顔の素敵なおばあちゃんでした。
もし会っていなかったら、今日のブログは書けませんでした。
左は、海。 右に分教場。
物語の中で、子供達は、ここで遊んだ。
田浦から、大石先生の家のあるところは、見えない。
少し走ったら、このように見える。
物語の中で、子供達は、先生に会いたくて9㎞の道のりを歩く。
家があった一本松の近くに、今、道の駅がある。
私が今いるのは、この写真のほぼ中央の、道の駅の駐車場。
海のそば。
田中裕子の演技は、いつものように少し疲れた雰囲気だった。
でも、高峯秀子、黒木瞳と比べたら、世の中の矛盾を見抜くとか、人間的な強さの演技は、田中裕子の方が上のように思う。
それは、壺井栄が、この物語の中で、いちばん表現したかった部分でないかなと、思います。
壺井栄記念館で、二十四の瞳の単行本を買いました。
こんど、ゆっくり読んでみます。
【今日の道の駅】 小豆島オリーブ公園 場所は、ここ。 印の所にも、駐車場がある。
【温泉】 サン・オリーブ温泉 700円 道の駅の中にある。
【明日の予定】 姫路に渡るかどうか、検討中。
《今日の歌》 分教場での田中裕子(YouTube)
あなたへの愛(YouTube) 沢田研二とデュエットで
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