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小坂観音院は、諏訪湖を見下ろし、その向こうに高島城が正面に臨める、そんな場所ににありました。
確かに、ここに由布姫はいたと思いました。 お話しの世界だけでなく。
その根拠は、古文書ではないものでした。
手仕事屋きち兵衛のアルバムと本を全部買いました。
少ししか聞いていませんが、こんな人がいたんだ、と思いました。 (7時2分)
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諏訪で、行きたいところは、3カ所。
上の二つの他に、上原城跡があった。
朝、駐車場を調べたら、上原城は狭い。 あきらめました。
上原城は、由布姫が勘助と印象的な初対面をしたところです。
勘助に対して、由布姫は、憎悪に満ちたひどいことを言いました。
それは、勘助の目の異様な輝きに、不安を感じたからかも知れません。
簡単にはだまされないという感覚は、鋭い物を持っていました。
だが、由布姫の不安は、最後に、その通りになってしまう。
その舞台が、上原城でした。
※ 上の場面の撮影の後、柴本幸は失神してしまうんですね。 それほどの場面でした。
昨日は、涼しかった。
高原にいたからだと、あとで知りました。
諏訪に向けて出発しました。 30㎞ほどかな。
旧街道の道だから、曲がってるし細い。
峠を越えたら、諏訪だ。
少ししか上らないのに、頂上に着いた。
ところが、上った数倍も降りる。
諏訪は、山の中だけど、低い大きな盆地でした。
車は、諏訪市役所の駐車場に。
高島城は、すぐそば。 場所は、ここ。
写真の右下に、勘助と由布姫。 ここは、顔を出して写真を撮るとこかな。
この町は、この二人を大事にしていました。
この城は、勘助が軍師を勤める武田軍に落とされる。
由布姫は、周りに自害を促される。
それを救ったのは、勘助でした。 以前のブログに、こう書きました。
「由布姫の父、諏訪頼重が城を落とされたとき、由布姫は勘助に捕まった。普通は、そういうとき、自ら死を選ぶ。 でも、由布姫は、『生きて、この世の中が、どうなるかを見たい』と言った。 」
勘助は助けました。
今考えて見ると、どうして助けたのかなと思うかな。
由布姫が気になっていたのか。
もしかして、城の中では、由布姫を捜していたかも知れない。
この演技の後、柴本幸は、こう言っています。
「由布姫が、私は死ぬのはイヤだと勘助(内野聖陽)にものすごい形相で立ち向かっていくシーンがあるんですね。あのときは、自分という存在がすべて吹き飛んで、とにかく山本勘助という人間に思いを伝えることに必死でした。あの瞬間は、自分ではない、由布姫という別の人間として生きられたのかなという気はします」
新人ですよ。 すごいですね。
大きくなります。
この城の資料が展示されていました。
由布姫ゆかりの地なので、由布姫が大きく。
天守閣から見える諏訪湖。 全部が見えました。
小坂観音院は、車で10分ほど走った、丘の上にありました。 場所は、ここ。
小さな建物でした。
由布姫は体調を悪くし、ここで療養する。
こんな薄暗い建物の中で、大丈夫なのかな。
供養の塔とありました。 墓と書いてある地図もありますが。
基本的に、墓は、高遠でしょうね。
由布姫が、ここにいたかとか、墓があるとか、史実としては、はっきりしていない部分があります。
ところが、この地域では、おばあちゃん達が子供の頃、この供養塔の周りを、お姫様、お姫様と言って、走りまわったそうです。
風林火山の作者の井上靖は、こういう言い伝えや、分かる範囲での史実を元に、由布姫が、ここで療養したと、物語を設定したと考えます。
高島城が、諏訪湖の向こうの正面に見えるのも、偶然ではないと思います。
作家の推理は、鋭いですよ。
私は、ここにいたと信じますね。
花の雰囲気が由布姫だったので、撮しました。
由布姫は、諏訪御料人とも呼ばれる。
新田次郎の作品では、湖衣姫。
どれも根拠はない。
でも、由布姫という名前が、一番親しまれます。
そう言う意味で、井上靖の名前の付け方が、優れているように感じます。
諏訪湖は、木が育って、ちゃんと見えない。
由布姫は、初め勘助を憎みました。 それは、一人の男として見てもそうだったかも知れない。 でも、だんだん変わっていきました。
こうですね、初対面で会った時、いいとも悪いとも、何とも思わない相手が、一番遠い存在。
ドラマの中でですが、由布姫は決して口にはしなかったが、勘助が好きだったんですね。 勘助はもともと好きでした。 勘助も言うことは出来なかった。 今日、城の前で二人並んでいた。 むこうの世界でいっしょになってるなと、思いました。
由布姫については、これでおしまいです。
また書くことがあるでしょうか。
浅間温泉の、玉ノ湯に行ってきましたよ。
ホテルのロビーに、流れていました。 手仕事屋きち兵衛が。
ライブのがあったのですが、売り切れていました。
他のは、全部買いました。 今も、聞いています。
吟遊詩人の感じがします。
本もあったので、買いました。
いいことが書いてあったら、いつか紹介します。
しばらくは、運転するとき、こればっかりかな。
※ 追記 寝る前本を読んで知ったんですが、きち兵衛さんは木彫り職人でもあり、お店が浅間温泉にあると書いてあった。 行ってくれば良かった。
【今日の道の駅】 長野市大岡特産センター 場所は、ここ。
【温泉】 遊湧自然観さざなみ 400円。 ここの手前、数キロ。
【明日の予定】 どうしてここの道の駅にいるか、分かる人は分かると思います。 いよいよ鬼無里(きなさ)です。 近いです。 明日は早く出かけます。 何があるわけではないが、楽しみです。 このように、民話とか伝説を追うのは、今回の旅で初めて。 鬼無里については、このブログに書いてあります。
※ 20日、息子は仕事で上海に行くという。 上海は建築ラッシュ。 視察で。 美味しい物を食べてきたらいい。 天気大丈夫かな。 ブログ書いてるとき電話きました。
《今日の歌》 鬼無里の道(YouTube) 何回載せたことか。
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