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本州最北端、大間崎。 ここ。
ここは、もう北海道です。
理由
① ラジオは、STVがはっきり入る。日ハム戦が聞ける。
② 寒い。 本州の気候ではない。
③ 大間の人達は、函館に買い物に行く。フェリー埠頭の駐車場には、車がたくさん置いてある。車を置いて、フェリーに乗って行く。
本州最南端は、佐多岬だった。
でも、土地を個人の所有にしてるから、誰も行かない。
ここはいい。
広い無料の駐車場は、夜もトイレが使える。
車で停泊している人も、テントで泊まっている人もいる。
お土産屋さんや食堂がいっぱいある。
明るく、にぎやかな岬。
そんなことで、とてもいい所でした。
岬の先端は、こんな感じ。
4月1日に出発して、本州、九州、四国、本州と、あっちこっちに行って、ここにきた。
北海道に戻ってきたことになるが、実際は本州が暑いので逃げてきたわけで、涼しくなったら、引き返す。早ければ、8月の末には。
車での生活の仕方も、ブログの内容も、まだまだですが、3か月半が過ぎた今、意欲はしぼんでいません。大丈夫。
こんな碑があった。
なつかしい函館山が、うっすらと。
私は毎日、函館山をながめている。パソコンのデスクトップの写真は、去年の秋からずっと函館山。
展望室のある、レストハウスで、こんなのを買った。
そこの人が、詳しく説明してくれたので、お礼にと思って。
裏に、今日の日付が。
ここは、大間のマグロで有名。
これは、400㎏のマグロのモニュメント。
今朝も船は出た。
ただ、時化(しけ)が強くなって、戻ってきたそうだが。
昼頃には、船は見えなかった。
ある、おじいちゃんが通りかかった。話しかけてみた。
「この波で、船は大丈夫だろうかね」って。 こう言った。
「こんなの、凪だ」って。
もっと荒波でも、漁に出るときは出る、という意味か。
昔は海の男。荒波と戦った。 そんな感じのおじいちゃんだった。
石川啄木の歌碑。 焦燥の旅の途中、ここにも寄った。
真ん中は
東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたは(わ)むる
地元の人は、ここの砂浜が、上の歌の原風景と考えている。
ただ、一般的に考えられているのは、函館の大森浜のよう。
石川啄木は、明治35年にここに来ている。
盛岡中学を中退したとき。
野村胡堂の記念館に行ったときに、1枚の写真を見た。
その写真には、石川啄木、野村胡堂、金田一京助の3人が写っていた。
その当時、3人は、交流があった。(啄木が、一番年下)
石川啄木は、文学への夢があったため、勉強にならなかった。
退学することになる。
まだ、才能が認められているわけでないから、苦悩の日々が続く。
啄木は、文学で苦悩する自分の姿から、いくつかの歌(文学)を生み出した。
啄木だから、まあいいかなと思う。
でも、例えば、ある歌手が、自分は歌手として大きくなれいと、その悩みを歌っていたら、聞きたくないかな。
広く生き方に悩む姿を歌にするのだったら、まあいいかな、とも。
芭蕉は、自分を持ち出さないところが、いいと思うし、好きですね。
宮沢賢治もそう言う面で好き。
これは、ブラキストン線について。
津軽海峡は、流氷が来ないし、流れが速いので、動物の行き来がなかった。
アッカムイは、エゾモモンガ。本州にはいない。代わりに、大きなムササビがいる。
慰霊碑の前に、人が集まっていた。
一人の人に、聞いてみた。
昭和19年の今日、7月14日の午後、下の写真の沖で、豊国丸という船がアメリカの爆撃機に攻撃されて沈没した。135名が亡くなった。
今日は、慰霊祭をやってるという。
地元の人も乗っていたのか、と聞いた。いなかったと。
今日は、他から人が来てるのかも聞いた。
数年前までは来ていたが、今は来ないという。(関係者が、年をとったから)
ただ、遺族会の会長さんが来たと。
船は、島の向こうの海に、今も沈んだままだという。
今日の慰霊祭の準備は、すべて地元の人がやっていた。
このことから、この地域の人の、何かが見えましたね。
大間に来たからには、食べなければならない物がある。
初入荷と書いてあったので、ここに入った。
ここの店は、正直に感じたので、信用できた。
まず、今日の品物は、昨日穫れたマグロだと言った。
まだ、脂ののりは、まだ十分でないと。
それから、これは私が聞いたから言ったのだが、初入荷は毎日が初入荷だと。
けっこう脂っこい。
また、箸でつまんだ時、重たい感じがした。
ふだん食べないから、美味しいとかどうだとかは、ラーメンのようには分からなかった。
そうは言っても、せっかく食べたんだから、美味しかったことにしますね。
2500円。
感じのいい若い二人が、店を出していた。
何か話せると思って、イカのポンポン焼を二つ買った。
※ イカを焼いた時、ぽんぽんに膨らむから、ポンポン焼だと。
売っているものは、実家で作っているもの。漁師でもある。
店の奥に、大間のマグロの写真が。
今日、こんなのをいっぱい撮した。この写真が、一番いい。
お父さんと、お兄さんだったかな。
男の人(旦那さん)がこう言った。
旅ができていいですね、って。
何て答えたか忘れた。答えなかったかも知れない。
後で考えた。こういえば良かったなって。
「あなた方のように、二人で楽しく仕事ができたら、旅に出る必要はないよ。1週間の旅で十分」と。
会話は、一瞬の勝負です。
まだまだ、修行が足りません。
でも、反省したから、成長したか。
上の1行がなければ、成長していましたね。
【今日の道の駅】 昨晩と同じ、フェリーターミナル。
【明日の予定】 朝7時10分のフェリーで函館に。 そして、車の会社に。
《今日の歌》 思い出の九十九里浜(YouTube)
池上線(YouTube)
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