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明後日、スタルヒン球場に行くので、旭川に近づきました。
ファーム富田です。
昼過ぎ着いたが、雨が止まない。2時ころから1時間ほど、雨は止んだ。
バスの数も、車の数もすごい。
人でいっぱい。4月からの旅行では、今回が一番。 場所は、ここ。
ラベンダーは、少し時期が遅いのか。
他の花も咲いてる。
ここは、駐車料はなし。 入園料もなし。
でも、お土産屋さんや食べ物屋さんがいっぱい。
ソフトクリームなど、並んで買ってる人もいた。
お金は、むしり取るのではなく、気持ちよく使ってもらう、そんな感じだ。
これは、ラベンダー。
十勝岳連峰。
トムラウシや旭岳は、もっともっと右。雲がかかっていた。
花の色合いや咲く時期は、計算して植えているんだろうな。
美しければ、何の花でもいい。
これは、山の斜面。 感動しましたね。
上のを、場所を変えて撮影。
上富良野に、三浦綾子の泥流地帯の記念碑があるというので、行くことにしていた。
場所は、開拓記念館。 ここ。
ボランティアで管理している人が、説明してくれた。
この建物は、話しにも出てくる、当時の吉田村長の家。
場所は、昔のまま。 家は、解体復元した。
この村長は、復興を成し遂げた、中心人物。
この村長も、二人の娘さんも、泥流地帯に登場する。
下の娘さんは、当時2才。現在も近くに一人で住んでいるという。
ここがいいって、離れないそう。
行かなかったが、ほんとうはおじゃまして、話しを聞きたかった。
大正15年のことです。
泥流地帯は、災害前、災害時、復興、を通してドラマが展開される。
下の図の赤丸に、災害時まで日新尋常小学校があった。
ドラマの舞台は、ここ。
泥流で、多くの子供達が亡くなる。
物語の中での出来事は、ほとんどが事実。
今日、ここに行くことが出来れば、という期待はもちろんあった。
上の図で、泥流の流れた跡が分かる。
右下に駅がある。被害を受けたのは、美瑛寄りのほう。
山の木を、はぎ取るように押し流した。
時速60㎞で流れたという。
噴火口から市街地まで25㎞。 25分で着いてしまった。
泥流は、人も動物も飲み込んだ。
死者・行方不明は144名。
泥流地帯は昭和51年1月4日から、その年の9月12日まで、続泥流地帯は昭和53年2月26日から11月12日まで、北海道新聞の日曜版に連載された。
碑には、泥流が襲ってきたときの文が。
日新小学校の情報は、記念館ではつかめなかったが、行けば何とかなると思って向かった。
この辺りでは、谷いっぱいに泥流が広がった。
石碑があったので寄った。石碑には、亡くなった方の名前があった。
上の写真の石は、泥流で流れてきたもの。人が小さく見える。
畑に誰かいないかなあ、と思いながら走った。
古い学校のようなのがあった。
そばの畑で、女の人が仕事をしていた。
教えてくれた。
これは、日新小学校。
災害の後、下流のここに移したという。
昭和53年閉校。(これは、後で調べた)
※ 閉校に関わって、三浦綾子の文があります。 ここに。
女の人の家には、92才で亡くなったおばあちゃんがいた。
15歳くらいの時、泥流に遭った。
その当時は、家は低い所にあった。
みんなで高いとこに逃げた。
そのおばあちゃんは、こう言ったそう。
「ふだん跳べない川も跳べた」と。
家族全員は、助からなかったという。
もとの学校の場所を聞いて、さらに奥に向かった。
谷は、だんだん細くなってくる。
日新尋常小学校は主人公の耕作らが通っていた学校。小説では、日新が日進。
泥流で、学校も家も畑も、みんな流された。
噴火の日は先生が不在のため臨時休校だった。
でも、児童46名中11名が亡くなる。
この学校は、先生一人。菊池雅美先生。小説の中では、菊川先生。
噴火の日は、教員試験で旭川に行っていた。
奥さんと子どもは亡くなった。
その学校の跡地に、標示の柱が立っていた。
川は、すぐ下。 流れる音が聞こえた。
こんな狭いところで畑は作れない、と思って少し進んだら、開けた。
泥流地帯の舞台に、いつか行ってみたいと思っていました。
自分が想像していたより、狭い谷でした。
三浦綾子のこの小説によって、泥流による災害が、多くの人に知られることになりました。
※ 泥流地帯に関してのブログは、下に。
その1 その2 その3 その4 その5 その6
小説の中にある、忘れられない言葉を紹介して、終わりにします。
「棺桶に入っての化粧が、人生で、最初で最後の化粧だった」
「誰でもなあ、耕作、勉強したいもんが勉強できる世の中だといいんだ。そんな日本にするためにも、お前に勉強してもらいたいと、先生は思うんだ。ま、一度じっちゃんに聞いて見れ」
「叱られても、いいことはするもんなんだ」
「人間の一番の勉強は、困難を乗り越えることだ」
「苦難に会った時に、災難と思って嘆くか、試練だと思って奮い立つか、その受け止め方が大事なのではないでしょうか」
【今日の道の駅】 びえい「丘のくら」 場所は、ここ。
美瑛は、小学校5年生から勤めるまで過ごした。 故郷なんですよ。
【明日の予定】 白金か、十勝岳温泉かな。 もし晴れたら旭岳。
《今日の歌》 歌ってよ夕陽の歌を(YouTube) 森山良子。動画あり。 吉田拓郎が歌うのは、これ。
愛の終わりに(YouTube) 秋元順子の愛のままでと、作詞者は同じ。秋元順子もこの歌を歌っている。上手ですがダメですね。(それは、ここに) 高田みづえにはかなわない。この人は、相撲取りのおかみさん。
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