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キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

     ※
熊を見るには、船に乗るしかない、と思った。
10時出発の知床観光船
冬は網走で航行している、流氷砕氷船オーロラ。
知床岬まで、往復3時間45分の予定。

岬の海岸は、どこもこんな断崖絶壁。

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崖の高さは、100㍍以上。
海の中に20㍍、崖は入り込んでいるという。
白いのは鳥の糞。

真ん中の滝は、昨日見たフレぺの滝(乙女の涙)。

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漁船だと思っていたが、写真で確認すると釣り船だった。

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こっちは、カヌー。
この人達は、どうやってここに来たのか。
カヌーで、知床半島を一周する人がいると聞く。

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滝がいたるところにあった。
フレぺの滝のように、岩の割れ目から出ているのが多い。

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こういう洞窟も所々に。アイヌの人は黒い洞穴と呼んでいたそう。

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この谷が一番大きい。 
こういう谷自体、何カ所もない。

車で知床五湖に向かい途中、急な坂を下って、また登る。
それが、この場所。    地図では、ここ。
カヌーの人達は、ここから来たと思う。

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次第にうねりが大きくなってきた。
漁船が、うねりの低い所に入ると、このように見える。

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カムイワッカの湯の滝の水は、ここに流れ落ちる。
ここでは、温かくない。   地図では、ここ

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海の色が黄色くなっている。
硫黄が混ざっているからと、船からの説明があった。

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定置網が所々にあるため、船は岸に近づいたり離れたりする。
遠くなったら、写真も大変。 船も揺れるし、自分も揺れる。

今日は写真を撮りながら、人間の目は、すごい性能だと感じた。
顔を動かそうが、船が揺れようが、見えてる物は揺れない。
手振れでなく、頭振れ防止が付いているのかなと思った。

番屋が見えた。 漁の時期、ここで寝泊まりする。
まもなく、サケ漁が始まる。 その時期になると熊も寄ってくる。

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「石狩挽歌」の歌詞に、「番屋の隅で、私は夜通し飯を炊く」というのがあった。
昔は、娘ざかりの頃、こういう所で過ごした人もいたんでしょうね。

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青空が見えてきた。
海の色は、オホーツクブルーでいいでしょうか。
重たい感じがする。

この海に、間もなくサケの大群がやって来る。
※ サケの第1号は、7月にやって来ている。(標津では、7月3日に)

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は、なかなか見えない。双眼鏡でも探した。
船の人に聞いた。
この1週間で、熊が現れたのは、4~5回だという。
1日5便だから、35便でこの数。
今は、山にエサがあるため、下りて来るのが少ないという。
サケが来たら、多くなるそうだ。

ここも番屋。

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小型のクルーザーが来た。
岬の先端、知床岬に向かっている。
すごいスピードだ。
乗ってる人は酔わないのかなと思った。
全員、ライフジャケットを身に付けていた。

IMG_0926の2 IMG_0926の2 (2)
IMG_0926の2 (3) IMG_0949の5

細い糸のような滝が、時々ある。

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風が強いときは、水は風に散らされて、下まで届かないという。

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知床岬が見えてきた。あと、15分か20分だ。
ここで放送が入った。
波が大きくなってきて危険なので、引き返すという
(※ 料金の払い戻しはある)
ざんねん。

うねりは、小さな漁船が波に隠れる大きさになっていた。
肉眼でも写真でも、たいしたことは無いように見えたんだが。

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波は、何十回かに1回、大きいのが来る。
波に対して垂直だったら、ひっくり返ることはないが、横波には強くない。
用心したのかな。

昔根室にいたとき、漁船で釣りに出た。30人くらいで釣れる大きい船。
釣り始めたら、波が出てきた。
引き返すことにした。
船は、波に向かって停めていた。
戻るには、向きを180度変えなければならない。

このときの、操縦士の用心深さはすごかった。
時間をかけて、波の状態を読んだ。
大きい波が、どういうリズム(順番)で来るかを。
そうして、チャンスと言うときに、一気に船の向きを変えた。
後は、波を切るように港に戻った。

知床岬を後に、引き返した。

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船が岸から離れたとき、肉眼では熊の確認が出来ない。
それで、熊がいるかも知れない岸辺の写真は全部撮った。
後で、写真を拡大して確認したが、いなかった。

※もし、船がひっくり返って人が海に沈んだら、真っ先に寄って来るのは、タコやカニだという。
昔の話しだが、根室で遭難事故があった。その数日後、タコが水揚げされた。その中のタコの1匹の吸盤の円い中に人間の髪の毛が丸まって入っていた。それを聞いた誰もが、しばらくの間タコは食べなかった。

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船が揺れたから、たくさんの人が船酔いした。
何人ももどした。船員が具合悪い人がいないか、見回りしていた。
写真の椅子に座っている人達は、こうやってずっと寝ていた。

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知床には、熊を見るのを楽しみに来たが、ダメでした。


【今日の道の駅】   しゃり    場所はここ

【明日の予定】    どこかの湿原を見ます。


《今日の歌》   歌でなく映像。 クマに追われる釣り人(YouTube)  この動画は、結構知られています。 最初見づらい。後半少しいいかな。

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akkamui21

Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
よろしく。

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