朝は、雨だった。
白神山地世界遺産センターは、やめた。
※ ここのセンターは、世界遺産に指定されたエリア内、ではないという問題もあった。
弘前ねぷたと弘前城を見ることにした。
ねぷたは、津軽藩ねぷた村で見られることが分かった。 場所はここ。
弘前城のそばにある。
入場料は500円。 駐車は1時間無料。 越えたら、1時間200円。
広い駐車場なので、駐車しやすい。
また、車をここに置いて、弘前城に行ける。 便利だ。
大きな建物の中に、たくさんのねぷたが、展示されていた。
過去のねぷた祭りで使った優秀なものが展示されてるので、作品としての質が高いように感じた。
ねぷたの主流の形は、下のように、扇の形。
これで、高さ6㍍20㎝。 この高さは、祭りに出せるそう。
青森はねぶたで、にごる。 ここは、ねぷた。
今日の説明では、「ねぷた」は「ねむたい」から、変化したそうだ。
夏の睡魔を追い払う、ねむり流しが始まりという。
※ 他にも説はあるそう。
これは、小さい。 小さくても形は扇。
ねぷたには、正面と後面がある。
正面には勇壮な男の絵が、後面には美人画が描かれている。
男の絵は、鏡絵と言うそう。 三国志や水滸伝からとっている。
勇壮と言うことで、表情が共通しているが、迫力はある。
下のは、ここに展示されている中で、一番大きい。 祭りには出せない。
こんな表情。
後面の美人画は、表情が様々で、見ていて退屈しない。
表情のいいのを探した。 全てがいいわけではなかった。
このように、刀を持って勇ましいのもある。
今年のねぷた祭りには、82台のねぷたが参加した。
ずっと昔、私は一度だけ弘前で見たことがある。
表情は柔らかいが、鬼女の感じもする。
資料室に、鬼女の図の見本があった。
こんなの。
ねぷたを曳いて練り歩くとき、ラッセラ、ラッセラと言うそうだ。 酒とかを「出せや」が、なまったと説明してくれた。
見る人が見たら、この絵は、あの物語の誰だとか、分かるんだろうか。
下の写真は、颯爽(さっそう)とした感じです。
美女、3人。
真ん中です。
金魚ねぷた。 ねぷた祭りの時、子供達が提灯のように持ち歩く。 小さい。
ねぷた祭りは、8月1日から7日まで。 7月末からのこの時期は、東北の祭りが集まっていますね。
これは、絵。 後に光がない。
ここまで描くと、芸術品に見えてくる。
このねぷたは、立体的。 笛を聞かせてくれた。
どれも、津軽こぎん刺し。
布に、糸で模様を付けることによって、布を丈夫にするのが目的だった。
津軽三味線の演奏。
弾くと言うよりも、バチでたたく感じ。
全体の長さは、他と一緒。 竿が太い。
太鼓の部分の革は、犬だそう。 この太鼓の部分も、他より大きい。
バチは、べっ甲。
演奏が終わって、演奏者に聞いた。 どうして、津軽三味線は、そのような強い音を出すようになったかを。 こう答えてくれた。
津軽の自然の厳しさが、そうさせたと思う、と。
高橋竹山の演奏をどう思うかも聞いた。
竹山は、たたきつけると言うより、弾きの悲しみ・哀れみを表現した人だと思う、と答えてくれた。
竹山は、独自の世界をつくった人だとも。
名人と言われた、盲目の三味線弾きです。
昔、3回ほど聞きました。
聞くときに、私はメモを取ります。聞き流しているのではないと思ってくれるのか、丁寧に答えてくれました。
弘前城に向かった。 5分ほどで着いた。 小さい。 かわいい城だ。
この天守は、1811年に完成したもの。
この天守は、現在、歴史資料館になっている。
下の写真は、最上階。
岩木山が見えた。 陽が差していた。
この刀は、実際に、仇討ちに使われた刀。
江戸時代の終わり、赤石愛太郎という者がいた。母親が、ある男に殺された。復讐の念に燃えた愛太郎は、2年後に、その男を見つけ復讐する。 この事件は、江戸中に知れ渡った。愛太郎は、世間を騒がせたと言うことで、自害する。復讐を果たした8日後だった。 26歳。 縁続きの者が、後を継いだ。(幼少と思われる) その人は、後に三代弘前市長になった、と説明にあった。
別の方から撮影。
城の一番外側の、お濠(ほり)。
弘前城は、創建当時のまま残っているところに、価値があるでしょうか。
今日は、ねぷたの絵を見ることができ、よかったです。
【道の駅】 いなかだて 場所はここ。
【温泉】 つがる温泉 ここ。
【明日の予定】 八甲田山を考えています。 早く寝なければ。
《今日の歌》 歌でなく、浅田真央の、The Ice 2008(YouTube) を載せます。いつも、キム・ヨナばかりなので。真央の良さが出てますよ。
コメント
Re: タイトルなし
私は、斜陽館しか行かなかったが、太宰ゆかりの地は、金木町にたくさんあったようですね。
弘前城から、初めて雲のない岩木山を見ました。
姿・形がいいので、ブログに何回載せたことやら。
9日のブログにも載せますよ。
いい写真は難しいけど、少しずつ勉強していきますね。
これからも、たまに見てやってください。
ねぶた
青森には、それぞれの街でねぶたがあると聞きました。激しく威勢が良いのは青森市のねぶた。
弘前のは、おとなしいと言ってました。
五所川原のたちねぶたは、高さが20mくらいあるもので19t?くらい重さがあると記憶してます。
重くて舵が切れないので、油圧のパワーステアリングにしているそうです。
引くのは人間ですが、舵切りは電気で油圧。
東北は、北海道と違ってすごく歴史を感じます。
Re: ねぶた
五所川原の立ちねぶたのことは知りませんでした。
一度見てみたいです。
きっと、大きさに驚きますね。
弘前のねぷたは、小さい印象がありましたが、弘前は弘前で魅力があると思いました。
東北は、隠れた魅力が、きっとたくさんありますね。
それを探したいと思っています。
いい情報があったら、教えてください。
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10年ほどまえ、この弘前城に登ったことがあります。私は九州の柳川市在住で、この城から見る岩木山に感動したものです。しだれ桜の多さに驚いたものです。
このときの旅は、太宰治のふるさと探訪でした。
彼の生地、金木町にも立ち寄り、一日間たっぷり、太宰のゆかりの場所を歩き回りました。赤レンガの、大きな生家では、3時間ほど家の中を見て回りました。見ては立ち止まり、しばらくの間沈黙し、また再び見て回る。その連続でした。宿は、弘前駅前に取っていました。
弘前城はあまり大きくない城ですが、そこから見る岩木山は見事です。太宰もこの城内に立ち、見事な岩木山を眺めたことでしょう。
しかしながら、写真がみごとですね。このブログに
感動しています。太宰の「小説『津軽の像』」のことを調べていたら、この、素敵なブログに出会いました。