十六羅漢岩。
岩の様に大きいのではなく、岩に彫った羅漢像と想像はつく。
その場所は、象潟から秋田県に入って、少し行った所にあった。 場所はここ。
小さな岬の岩場だった。
見晴台から眺めたのが下の写真。
この写真では、黄緑の丸の中に、たくさんあった。
北の方は、こんな岩場。 ここにもあった。
展望台の売店でラーメンを食べた。
話しはそれるが、ラーメンには裏切られ続けていたので、他の物を食べたかった。
でも、それしかなかった。 半分ちょっと食べた。
食べてる時、近くの客に話しかけた。
誰が作ったとか、いつ作ったとか。
客は答えるのが面倒になって、店に飾ってあった、羅漢岩の新聞記事の額を私の所に持ってきた。
それを読んだら、みんな分かった。
一番上の写真の、黄緑の中は、こんな感じ。 たくさん見える。
作られたのは、幕末。 150年程前。
寛海和尚という人の発願によって彫られた。
地域の石工を雇い、5年かかった。 そのための資金などは、托鉢で集めた。 酒田までも行ったそうだ。
下に降りて見ると、確かに岩に彫られていた。
かなり風化していた。
ここの岩は、鳥海山の爆発の時流れてきた、熔岩だそう。
もし飛んできた岩(火山弾)なら、鳥海山の上の岩の様に、バラバラだ。
色んな表情があった。
像を彫る人は、どんな表情を彫りたいと思っているのかは、分からない。
16羅漢の他に6体あって、全部で22体だそう。 全ては見つけられなかった。
成仏出来るように、お祈りしている表情なのか。
十六羅漢って何なんだってことですが、釈迦の弟子で特に優秀な16人を言うそうだ。
何のために彫ったかということだが、海でなくなった人の供養と、安全祈願だそう。
ただ、ここに港を造るときに人が亡くなった。その供養もあるそうだ。
亡くなった人のことを思って、こんな表情になったのか。
別の場所に、1体だけあった。
波をかぶる場所ではないから、風による風化でしょうね。
この表情は、何を考えてるのでしょう。
年間10間万人以上訪れるそうだ。 人気がある。
何がよくて、仏像を見たくなるのでしょう。
いや、ここは、岩に彫られているという珍しさが、人を呼ぶのかな。
これは、獅子の顔の様だ。
水産庁「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれている。
北の方の岩。 三つは、はっきり見えるでしょうか。
昔は祈るしかなかったのか。
今の人達より、信仰心が強かったように思うかな。
右の像は、コンクリートの中に半分入ってる。
表情が、特に面白いと言うことはない。
お経を唱えている顔なんでしょうね。
このように、風化して表情の分からないのも多かった。
日本海の海の色をずっと見て来たが、このように少し白っぽいブルーですね。
小さな花。
寄り添って咲いていた。(少しくっつきすぎてるんでないか)
なかなか釣れなかった。
5分ほど歩いたところに、芭蕉の句碑があるので向かった。
向こうから、こっちに歩いてきた。
羅漢岩は、正面の木の向こう下。
吹浦港と日本海が見渡せる場所。
あつみ山や 吹浦かけて 夕すゞみ
これは、少し南の酒田から、吹浦の風景を見て読んだ。
象潟に入る2日前に酒田に来ている。
意味は、温海山から吹浦にかけての景色を一望に眺めて、いい夕涼みになった、という感じ。
この俳句に比べたら、象潟でつくった 象潟や 雨に西施が ねぶの花 は、力の入れようが違う感じがする。
酒田の街を通って、次の道の駅に向かった。
吹浦の十六羅漢岩は、少しずつ風化している。
それを止める必要はなく、このままでいい。 そう思いました。
【道の駅】 庄内みかわ 場所はここ。
【温泉】 道の駅にある、なの花温泉「田田」 400円
【明日の予定】 羽黒山に行って、国宝の五重の塔を見て来ます。
《今日の歌》 Sqall(You Tube)
君をのせて(You Tube) 麻衣です。 歌は2分頃から。
愛の終着駅(You Tube) 本田美奈子です。
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