三陸海岸のしめくくりで、松島。 日本三景の1つだ。 場所はここ。
芭蕉は、「いづれの人か筆をふるひ詞(ことば)を尽くさむ」と言って、ここでの俳句はない。(正確には、作ったが残さなかった)
「松島や ああ松島や 松島や」は、後世の人の作り話だと、Wikipediaにはある。
このことについては、後で。
駐車場を心配したが、少し離れたところに、広いのがあった。
まず、五大堂に向かった。
赤い橋を渡った、小さな島にあった。
橋の名前は、すかし橋。 下を見て歩かないと、板を踏み外しそう。
島が聖域とされているため、身も心も引き締めるために、そうしてるそうだ。
なぜ五大堂と呼ぶかは書いてありますね。 古い歴史をもっている。
いい場所の小さな島に、形よく建っているので、人気があるのか。
歴史的に価値あるだけでは、こんなに人は訪れない。
近くから見ても、遠くから見ても、どこから見ても、絵になっていた。
芭蕉が最初に訪れた、雄島に向かった。
途中に、観瀾亭(かんらいいてい)という建物があった。
見晴らしが良さそうなので、行ってみた。
この辺りの土地は岩が多いから、入り口はこうなる。
ここは、藩主や姫君や側室が松島に来たとき、泊まったりしたそうだ。
島全体が見渡せた。
遊覧船が多い。
松島には、大小260ほどの島がある。
奥の方までの島全体は、山の上からでないと見えない。
これから行く、雄島が見える。
上にあがって、松島湾を見ながらお茶を飲むこともできる。(お金はかかるが)
博物館があった。
松島湾の全体は、こんな感じ。
伊達政宗直筆のもの。
お姫様が乗った籠。 狭いけど部屋だ。
本物を作る前に、模型を作ったそう。 これは、それ。 乗る所の長さは20㎝くらい。 小さい。
雄島に向かった。 赤い橋が、自然の中では映える。
島にはこんなのがあった。
ここの石像は状態がいいが、岩に直接のものは風化していた。 岩がやわいようだ。
島も、波打ち際は削られている。
橋が見えるが、自分が渡ることは考えつかなかった。
遠くの島は、どうしても暗く写る。 遠くの島は、実際に緑には見えないからか。
絵に描きたくなるような島だ。
松島の松は、横に広がっている感じがした。 盆栽のようだ。
何を思っているのか。
芭蕉の石碑があった。
芭蕉はここで、島々や千々に砕きて夏の海、という句を詠んでいたが、推敲の段階で奥の細道から削除された。
石碑にあったのは、朝よさを誰(たが)まつしまぞ片心だが、これは奥の細道出発前に読まれたと言われている。
雄島全体の管理の状態は良くなかった。
瑞巌寺に向かった。
途中の天麟院という小さな寺に、西行の石像があった。
他にあった物をここに移したそうだ。
ここは円通院。 瑞巌寺のすぐそば。
庭園が素晴らしいそう。 拝観料がかかるので、外から見えるとこだけ撮影。
近くにこんなのが。
じつは、象潟の 蚶満寺に、紅蓮尼の碑があった。(ブログには書いてない)
※追記 写真が見つかったので載せます。 こんなのがあった。
少しだけ書くと、
昔、松島の若い男と、象潟の女の人が結婚することになった。女の人が、秋田から松島に行くと、男
の人は亡くなっていた。女の人は松島にとどまり、舅と姑に仕え二人が亡くなると出家し紅蓮と言う名
の尼になり、瑞巌寺で過ごした。
象潟と松島では、知られた人です。
この人の名前が付いたお菓子がある。
松島にはあるが、象潟では見つけられなかった。
瑞巌寺は、ここから入る。
※ 出るとき撮影。入る時は、別の方から入った。(左の方)
この道の突き当たりにある。
伊達政宗の力で、立派な寺に。
国宝の本堂は解体修理中。 完成は8年後。 だから、本堂は見られない。
この庫裡(くり)という所に、本堂のものが、ここに展示されていた。(ここも国宝)
庫裡というのは、寺の台所だそう。 大きいから、僧がたくさんいたのか。
中は、撮影禁止。 外から、建物を撮った。 その一部を拡大。 パソコンで修正。
展示室の仏像に比べたら、これは明治時代のもので新しい。
瑞巌寺が知っても、クレームは来ないと思っている。(瑞巌寺のことを悪く書いたら別だが)
さらに拡大したので、鮮明でない。 美しい像だ。(高村光雲作)
展示室には、仏像や、伊達家や寺の禅師の位牌などが、整然と並んでいた。
圧倒される雰囲気があった。
監視員の人がいた。 本堂の解体修理の方法を詳しく説明してくれた。
展示物は撮影できないので、中庭を撮った。
ここは大書院で、博物館のようなもの。
本尊や正宗の位牌など、重要な物は、こっちに展示してあった。 ガラス越しの展示。
本堂が見られないと言うことで、非公開の御霊屋(寶華殿)が特別に見ることができた。
これは、正宗の正室陽徳院のお墓。
建物の下に、納骨されている。
この建物は、解体修理が終わっている。
向こうが出口。
真っ直ぐ戻らないで、左の道を通ったら、洞窟群があった。 岩が掘りやすいようだ。
三十三観音巡拝所とあった。
本物の城ではなく、昔旅館があって、その一部。
見晴らしがいいかと思って行ってみた。
真ん中を撮影。 今までの中では、ここが一番高い。 五大堂はいい感じだ。
左の方。 大きな島の向こうにも島がある。
右の方。 雄島が見える。
笹かまぼこを食べながら、駐車場に戻った。
松島は、島だけでなく、この辺り全体の呼び名です。
大きな庭を観ているように思った。
美しい風景・瑞巌寺・観光船・海と山の幸などがあり、大きな観光地でした。
私の感動は、中くらいでした。 山の上からの風景を見ていたからか。
半袖で歩いていたのは、私だけでした。 上着を着ている人が多かった。
知らない人に、寒くないですかと言われた。
【道の駅】 おおさと 近くにあったので、ここにした。
【明日の予定】 台風が行ってしまうのを待ちます。 場所はここ。
《今日の歌》 斉太郎節(You Tube) 松島~、で始まる民謡です。 三橋三智也。
もう一つ、斉太郎節。 誰が歌っているかは分からないが。
最後にもう一つ。 歌ってるのは、ガクトか。 2・3回聞いたら、味があるのに気づく。
いいですよ。
コメント
ああ松島や
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Re: ああ松島や
こんにちは。
8日9時現在、雨が強いという状態です。 風は、これからでしょうか。
松島は観光地でした。 人でいっぱい。
珍しい風景でしたね。
感動の面で言えば、山の上からの雄大な風景の方が、上でしょうか。
そこには、苦労もあるから。
瑞巌寺を見て、伊達政宗の大きさを感じました。
明日仙台に行く予定ですが、どこに行くか検討しています。
いいところがあったら、アドバイスください。
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松島に入ったようですね。やはり多くの観光客で賑わっていることでしょうね。懐かしい光景ばかりです。
瑞厳寺の中には、入られましたか?
いい旅を続けてください。
2009.10.7 銀河宙太