義経が身に付けた鎧が、大山祇(おおややまずみ)神社の紫陽殿にあるので、行ってみました。
ここには、義経の他に頼朝の鎧など、武具類の国宝が8つ、重要文化財が75ありました。
紫陽殿で知ったのですが、この地には、鶴姫の伝説が残っていました。
面白い内容でした。
朝からの雨で、外は見られない。
面白そうな建物をさがした。
ある神社の紹介に、義経の名前を見つけた。 決めた。
その神社は、大三島(おおみしま)の反対側にあった。
大山祇神社という、古い神社だった。
全国にある、山祇神社・三島神社の総本社だという。
写真の奥に、本殿がある。
狛犬が迎えてくれた。 ※ 右があ、左がうんと言っている。 阿吽(あうん)だ。
大きなクスノキ。 樹齢2600年。 誰が植えたかは、分かっている。(伝説上の人だが)
下の方は、こんなに傷んでいるのに、倒れない。
門の向こうが拝殿。 その向こうに本殿がある。
左の方に、紫陽殿があった。(国宝館も併設して)
これが、義経の鎧。 名前は、赤糸威鎧 大袖付。 (あかいと おどし よろい おおそでつき)
問題は、どうしてここにあるのかだ。 こうだった。(神社の人に聞いた)
義経は、壇ノ浦で勝った。
勝因の一つに、村上水軍を見方に付けたことにあった。(他の水軍も)
村上水軍は、この辺りを拠点にした海賊で、海での戦い方や地理に詳しかった。
その村上水軍が、信奉していたのが、この神社だった。
だから、義経は戦いの後、ここにお礼に来た。
その時置いていったのが、戦いで着たこの鎧だった。
これは、源頼朝の鎧。
戦う両者が、戦勝祈願に来ることがあるのかを聞いた。
あると言った。
両方が負けることはない。
だから、必ずどちらかには感謝される。 上手い具合になっている。
負けた方は、信心が足りなかったと諦める。 文句は言わない。(文句を言われないことは、神社も言っていた)
大山祇神社には、全国の国宝・重要文化財の武具の、7割以上が集まっていた。
鶴姫と言う名前は、初めて聞いた。
下の鎧は、その人ので、唯一の女性の鎧だそう。
鶴姫伝説があった。 こうだ。
鶴姫という人は、戦国時代の人で、1526年~1543年に生きた人。
この神社の大宮司の娘。
1541年(天文10年)に、大内氏の水軍が侵攻してきた。
それまでの戦いは、鶴姫の兄の安舎が陣代(指揮官・大将)だった。
兄が神職となったため、安房と言う人が陣代になった。
安房は他と連合して大内氏を迎撃した。しかし、安房はその戦いで討死してしまった。
同じ年、大内氏が再び攻めてきた。
その時、討ち死にした安房に代わって陣代になったのが、16歳の鶴姫だった。
鶴姫は陣代として出陣し、大内氏の武将・小原隆言を討ち取った。
2年後、再度大内氏は攻めてきた。
この戦いでも、鶴姫は勝利を収める。でも、鶴姫の右腕で恋人だった越智安成という武将が死ぬ。
鶴姫はこの戦の後、恋人を想い、自ら死を選んだ。 まだ18歳だった。
辞世の句は、「わが恋は 三島の浦の うつせ貝 むなしくなりて 名をぞわづらふ」。
この人が、鶴姫。
現在、東温市(松山市のそば)のぼっちゃん劇場で「鶴姫伝説」をやっている。
今月は20日まで。 やってるのは、わらび座だ。いい劇団だ。
※ ずっとずっと昔、根室にわらび座を呼ぶために、動いたことがある。
車に、宣伝を書いて走った。 ポスターカラーで書いたら、取れなかった。
松山に行って、見ないとダメだな。
いいポスターだ。 両側の文がむずかしい。
車に戻って、鶴姫について調べ始めた。
どこかに像があると分かった。 場所が分からない。
やっと分かった。 自分の車から、50㍍だった。
暗かったので、表情は分からない。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)。
一遍上人が奉納した。 この人は、伊予水軍の将、河野通信の孫だそう。
口からお経が出る、一遍上人の像があるのだが、その写真は見つけられない。
宝篋印塔は、勘助の墓で見ましたね。
もともとは、中に宝篋~~というお経が入っていた。今は入っていなくても、同じ形のものは宝篋印塔。 勘助の墓はここに。
神社は、道の駅のそばにあった。
その道の駅に入ると、テーブルの上に、誰でもが食べれるミカンが置いてあった。
こんなサービス、初めて見た。
今日は、義経の鎧を見られるだけで十分だったのに、鶴姫と言う、大きなおまけがついた。
この人の名前も、これで忘れませんね。
ぼっちゃん劇場での、鶴姫伝説が楽しみです。
【道の駅】 しまなみの駅御島(みしま) ここです。 神社も見える。
【明日の予定】 隣の島かな。 この島に伯方の塩の工場がある。見学できる。寄ってみるか。
明日は天気が良さそう。
【今日の歌】 ミュージカル 鶴姫伝説(YouTube)
愛の終着駅(YouTube) 本田美奈子です。 いいですね。 夜汽車の旅の最後は、いつだったろう。
【ブログランキング】 国内旅行8位、旅行全体で24位です。 少し前までが、良すぎたでしょうか。
コメント
はじめまして
これからも毎日の更新をとてもとても楽しみにしております。
キャンカーを住み処とされた生活も自称放浪予備軍として興味があります。
お体に気をつけられて、楽しい旅をお送りください。
Re: タイトルなし
東照宮や、室生寺の五重塔もあるそうです。
レプリカですね。
こういう寺は、どう考えればいいのでしょう。
12月ですが、北海道の冬に比べたら、秋の感じがします。
私が喜びそうな所があれば、アドバイスをお願いします。
Re: はじめまして
好きなことを、いろいろ書いているだけでしょうか。
質を高めたいと思っていますが、むずかしい。
放浪の旅に、必ず出てくださいね。
ブログには書けないような旅の知恵も伝えます。(笑)
鶴姫!強さは目にも美しい
(忍者戦隊カクレンジャー挿入歌より)
http://www.youtube.com/watch?v=nExcfrEaRyU&feature=related
「鶴姫の生涯を偲ぶ・・・!」
Re: タイトルなし
強さを秘めた美しさは、別次元でしょうか。
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大山祇(おおややまずみ)神社と、西の日光と呼ばれていた所(名前を忘れました)を見学した憶えがあります。
これからますます寒くなります。お体に気をつけて、
旅を続けてください。