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キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

山頭火の歌碑が、他にもあることが分かった。
それで、他の人のも、全部見ることにした。

長湯温泉にある文学歌碑は、下の通り。

【椋 鳩十】   2つ    【河東 碧悟洞】 1つ     【松尾 武幸】  1つ
【与謝野 晶子】 3つ    【種田 山頭火】 7つ位   【田山 花袋】  1つ
【大久保 貞義】 1つ    【野口 雨情】  2つ     【花田 比露思】 1つ
【与謝野 鉄幹】 1つ    【後藤 正子】  1つ

もちろん、長湯温泉で詠んだ歌ばかりですよ。
歩いた順に。


(1) 椋 鳩十   昭和37年8月、来訪。 
 
10年3月30日 (2)

「合歓林(ねむばやし) 越えて夏鶯(かおう)の 長湯かな」

     ※ 合歓は、合歓の木のこと。 「象潟や 雨に西施が ねぶの花」の、ねぶの花(合歓の花)。
     ※ 夏鶯には、老いた鶯(ウグイス)という意味があるそうだ。 自分のことを言ってるのかな。 この時、57歳。
     ※ この人は、「大造じいさんとガン」の作者。 5年国語の教科書。      

10年3月30日 (1)

(2)後藤 正子 (旅館中村屋の番頭の、おばあちゃんだった人) ※ 有名な人かと思った。 いつ作ったかは、分からない。

10年3月30日 (3)

「河鹿啼く 清き流れと 丸山を 眺めて 浸たる 炭酸泉」 

     ※ 河鹿は、カジカと読み、カジカガエルのこと。 
       この旅館から、昨日登った丸山公園が、川の向こうに見える。

10年3月30日 (4)

(3)与謝野晶子   昭和7年に鉄幹と共に。 別府に来た時、ここに寄った。

10年3月30日 (5)

「蛾となりて やがてはここに飛びて来ん 芹川に添ふ 小さきともし灯」

     ※ 意味が、分からない。 (だれか、調べてほしい)
※ 追記 自分のことを言ってるのかな。 この時、もう若くはないが。
          政治家の与謝野馨は、孫ですね。

10年3月30日 (6)

(4)松尾 武幸 博士    昭和7~8年頃、来訪。

10年3月30日 (7)

「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に 血の薬」

     ※ ここの温泉の恩人だそう。  作家ばっかりかと思ってたら、そうでもないぞ。

10年3月30日 (8)

(5)河東碧悟桐(かわしまへきごとう) 訪問時期は分からない。

10年3月30日 (10)

「山を焼く 相談の酒になる哉」  

     ※ 意味は、分からない。 この人は、明治を代表する俳人とある。
       作品は、作者を離れたら独り歩きする。 意味の想像が難しいのは、作品として、弱い感じがする。

10年3月30日 (9)

(6)種田山頭火   昭和5年11月に、来訪。

10年3月30日 (11)

「剃りたての頭に ぞんぶん 日の光 」 (自筆)

     ※ 山頭火の句はいい。 この時、山頭火48か49歳。 旅の後半。
       ここで1泊し、久住に向かう。

10年3月30日 (12)

(7) 椋 鳩十    昭和37年8月、来訪。

10年3月30日 (13)

「よき友を得たり 九重の山清し」 

     ※ 竹田から、こちらにやって来た。

10年3月30日 (14)

(8)大久保 貞義   来訪時期は、分からない。

10年3月30日 (15)

「芹摘みて 冷えし手先を芹川の 岸辺にわける湯に あたたまる」

     ※ この人についても、分からない。 意味は、分かりますね。

10年3月30日 (16)

(9)種田山頭火    昭和5年11月。

10年3月30日 (17)

「宿までかまきり ついてきたか」

     ※ 8日から9日にかけて、ここにいた。

10年3月30日 (18)

(10)田山花袋

10年3月30日 (21)

「おく山のあかつきかたの ほととぎす ここちよしやと 絶えず鳴くらん」   (自筆)

     ※ 「あかつきかた」は、暁方で、夜明けに近い頃。
 
10年3月30日 (22)

(11)与謝野晶子 与謝野鉄幹    昭和7年8月4日

10年3月30日 (23)

「芹川の 湯の宿に来て 灯のもとに 秋を覚える 山の夕立」 (与謝野鉄幹)
「 湯の原の 雨山に満ちその雨の 錆の如くに 浮かぶ霧かな」 (与謝野晶子)

     ※ ここの温泉は、ずっと昔、湯原温泉と呼ばれていた。
     ※ 一番いい場所にあった。 この歌碑は大事にされており、幸せだ。

10年3月30日 (24)

(12)山頭火

10年3月30日 (26)

「あかつきの 湯がわたし一人を あたためてくれる」

     ※ 未明から風呂に入る人は、普通いない。 だから、一人だ。 昔の人は、早起きなのか。
       昭和5年頃、長湯温泉に電気は来ていたのか。 来てなかったら、ランプか。 ランプの宿に、いつか泊まりますよ。

10年3月30日 (25)

(13)野口雨情     昭和9年4月、来訪。

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「久住山から夜来る雨は 長湯ぬらしに降るのやら」

     ※ 久住山は、九重連山にある。
     ※ なめらかに読める。 続きを何か言いたくなる。適当なの考えた。
       上の続き 「私ゃ明日もこの町で 朝風呂入って チントンシャン」

IMG_3532,,mmnkj      

(14)花田比露思     昭和30年前後  (自筆)

10年3月30日 (29)

「芹川の 瀬の音にまじる 蛙の声 たびねの床で 聞きつつ飽かず」

     ※ 「たびね」は、旅寝でいいかな。
     ※ ジャーナリスト・歌人であるが、大学の教授等もしている。

10年3月30日 (31)

                            ガ二湯。

10年3月30日 (30)  10年3月30日 (32)

セキレイで、いいかな。

10年3月30日 (33)

(15)種田山頭火

10年3月30日 (34)

「壁をへだてて 湯の中の 男女さざめきあう」

     ※ 歌碑のそばに、天満湯が昔からある。 100円。
     ※ 「さざめく」は、ざわざわ音をたてること。
     ※ 男湯と女湯を分ける壁かな。

10年3月30日 (36)

10年3月30日 (35)

(16)種田山頭火

10年3月30日 (37)

「まだ奥に 家がある 牛をひいていく」  昨日のブログにも、載せた。 文学碑の中に入っていない。

10年3月30日 (38)

(17)野口雨情

10年3月30日 (39)

「長湯芹川 川まん中のはなれ石にも お湯が湧く」

     ※ ガ二湯のそばです。
     ※ 小さく、う情と、読めますね。

10年3月30日 (40)

(18)与謝野晶子
 
10年3月30日 (41)

「山川のならびに やがて水曲がり 天の川ほど 目に見ゆる川」

     ※ 何となくしか、分からない。

10年3月30日 (42)

(19)種田山頭火

10年3月30日 (43)

「しっとり濡れて 岩も私も」

10年3月30日 (44)

近くにラムネ温泉。               美術展のポスターの、絵の一部。

10年3月30日 (45)  10年3月30日 (46)

(29)種田山頭火    境内に、2つあった。

10年3月30日 (47)

「一きわ赤いは お寺の紅葉」

10年3月30日 (48)

「ホイトウと よばれる村の しぐれかな」

     ※ ホイトウについて。 
       陪堂と書く。 意味は、

      1 禅宗で、僧堂の外で食事のもてなし(陪食(ばいしょく))を受けること。また、その食べ物。
      2 禅宗で、僧の飯米をつかさどること。また、その僧や飯米。
      3 他人に食事を施すこと。また、その食事・飯米。
            ・ 「今夜一夜の―たべ」〈幸若・烏帽子折〉
      4 物ごいをすること。また、その人。こじき。ものもらい。ほいと。
            ・ 「ここかしこ、―しけれども、くれざりければ」〈仮・仁勢物語・下〉
     ※ 最近使わないが、昔、人をバカにするとき、「ホイト野郎」って言ったことがある。
       初めて意味が分かった。

10年3月30日 (49)

本堂の天井に、竜の絵があった。
山頭火が来た時、きっとあった。  ※ 追記 絵は、新しいものだった。

10年3月30日 (50)  10年3月30日 (51)

歌碑の管理は、個人に任されているので、忘れ去られたようなのもあった。
これから、どうするのかな。

この長湯温泉は、泉質も良く、昔から落ち着いた温泉街だった。
そのため、多くの文人たちが訪れていた。
温泉博士の松田忠徳という人が、ここを高く評価していた。

※ パソコンの調子が良くありません。 元に戻せません。 リンクもはれない。
※ 追記 リンクは、パソコンを変えても同じ症状。 こまったぞ。
     最近の変化は、名刺のソフトを入れただけ。


【道の駅】     ながゆ温泉(3泊目)

【明日の予定】   ここに。 のんびりします。


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コメント

句碑がいっぱい。

長湯温泉には、本当に多くの句碑、歌碑等がありますね。昔より、旅人、文人に人気の温泉地だったようですね。温泉そのもの、人情、風景等が当時の人々の心をつかんでいたのでしょうか。現在の湯布院、黒川温泉みたいに、半世紀前は長湯、湯平は賑わっていたのでしょう。でも、現在、温泉通には相変わらず人気スポットです。

Re: 句碑がいっぱい。

気楽に散歩が出来る、温泉街ですね。
ふらふら歩いてて、ひょいと、温泉に入ればいい。
どこの温泉も、雰囲気が庶民的。
道の駅が、そばにあるのもいい。




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Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
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