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キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

昨日梓川を調べていたら、気になる橋があった。
名前は、雑炊橋。 行ってみた。

昔から、夏に冷蔵庫があった。 風穴を利用した貯蔵庫。
雑炊橋を調べていて、分かった。

明神にあった穂高神社(奥宮)の、本宮に行ってきた。 ※ 乗鞍岳のスキーの方に教えていただいた。
神社で、ワサビ畑を紹介してもらった。


Wikipediaの梓川に、こう書いてあった。(概略)

流域の松本市波田には、梓川を渡る橋がなく、対岸へは歩いて渡っていた。
大雨のたび、数日間は川を渡れず、人々は困っていた。
村人の代表が、庄屋に建設資金を頼んだが、断られた。
貧しい村人が、お金を工面するのは容易ではなかった。
人々は、米の代わりにかゆを食べるまでの努力をしたという。
その甲斐あってか、村人の悲願は叶い、梓川に橋がかけられた。
現在、松本市安曇、橋場にある雑炊橋の所以である。

庄屋は断わったんだ、この話は面白い、と思った。

そこに行ってみた。 橋は、新しくなっていた。  場所はここ

10年6月22日 (1)

新しい橋の名前も、雑炊橋だった。 石碑に、説明があった。 「はね橋」が架かっていたと。

10年6月22日 (2)

昔の橋も、この場所にかけた。 はね橋って、どんな橋だったのか。 

10年6月22日 (3)

野麦街道は、もともとここに橋は無かったから、川の右岸のこの道を、松本に向かった。

10年6月22日 (6)

反対方向の、野麦峠への道。 歩いて行ったら、人に会った。
はね橋は、両岸から、木の板をせり出すように伸ばして、真ん中でつなぐという。
イメージは出来るが、よく分からない。

10年6月22日 (4)

ケシの花のようだ。

10年6月22日 (5)

橋の上から、下流を見た。 この川を歩いて渡れる時は、そんなにないと思った。

10年6月22日 (7)

この橋を見る前、近くにある、役場の支所に寄った。
安曇資料館に行ったら、詳しく分かると教えてもらっていた。

その資料館は、朝いた道の駅の近くだった。
資料館のそばに、風穴を利用した、貯蔵庫があった。

10年6月22日 (8)

中はこうで、石の積んである壁の隙間から、涼しい風が出ていた。

10年6月22日 (10)

5度。 冷蔵庫の中の温度だ。 寒い。

10年6月22日 (9)

山を上ると、たまに風穴を見る。 石の隙間から、涼しい風が出ている。

ここが、安曇資料館。

10年6月22日 (11)

こんな花が。

10年6月22日 (12)

雑炊橋の、昔の図があった。

10年6月22日 (13)

こんな仕組み。 トラックなどの、板バネに似ている。 大丈夫なのか、少し心配。

10年6月22日 (14)

1582年には、歴史に登場しているという。 架け替えは、12年に1度で、寅年に。
はね橋は、「刎ね橋」と書いた。
刎木(はねぎ)を使うからだそう。 
※ 刎木は、てこの原理で石などを動かす時の板。

上の図の橋の板は、重い物を動かす時の板に、似ているでしょうか。

※ 板の重なり方は、錦帯橋に似ているが、別の橋ですね。  ※ 錦帯橋の写真

※ 石橋は建て替えなくていいので、石橋の方が、橋としては優秀でないのかな。
  石橋にしない理由は何だろう。   ※ 霊台橋の写真。  


この後、穂高神社に向かった。 松本市の北の、安曇野市の穂高に。

穂高神社。 立派だった。
ここは、安曇氏が先祖を祀った神社だった。 一族の本拠地はここだそう。

また、この神社は、毎年9月27日に行なわれる例大祭の、御船神事(お船祭り)で知られていた。

10年6月22日 (16)

10年6月22日 (15)

ものぐさ太郎の石碑。 信濃中将として祀られている。

10年6月22日 (17)

塩の道が、ここを通っていた。 
信濃へ塩を運ぶ道を、塩の道と呼んでいた。 
もしかして、信濃は、日本で一番海から遠い所なのかな。

※ 調べてみた。

  「日本で一番海から遠い地点」は、長野県南佐久郡臼田町だった。
   海まで、直線で115㌔。

やはり、長野県だった。    場所はここ

10年6月22日 (18)

こんなのが。 久しぶりに見る。

10年6月22日 (19)

もちつき道祖神。

10年6月22日 (20)

神社に参拝に来た人に、この町の見所を聞いた。 ワサビ畑を紹介してくれた。
山に向かった。 松本市から安曇野市にかけて、平らな土地が広い。(松本盆地)
ここは、安曇野とよばれる所だった。 

10年6月22日 (21)

こういう所。 大王わさび農場。 観光バスで、人は来ていた。

10年6月22日 (30)

広いワサビ畑。 この時期は、日除けのため、寒冷紗と呼ばれる、目の荒い織物で覆っていた。

10年6月22日 (22)

畑の中を、水が流れている。

10年6月22日 (23)

ワサビには、捨てる所がないと言った。 以前食べた蕎麦に、茎が入っていた。 茎も辛い。

10年6月22日 (25)

こんな像が。 いい表情が見つかったので撮った。  ※ 野麦峠の像も、こんな感じならいい。

10年6月22日 (24)

散策路があって、ここは観光地。

10年6月22日 (26)

ここで聞いた言葉のほとんどは、日本語ではなかった。

10年6月22日 (27)

冬とかは、この風景。  2~3月に、白い花が咲くという。(農場の人が教えてくれた)

10年6月22日 (29)

グミ、かな。

10年6月22日 (28)


橋を作る時、あの庄屋はお金を出さなかった。 もし出していれば、歴史上、ずっとほめられた。 
雑炊橋の話は、人の生き方を学ばせてくれる。

(※ 雑炊橋の伝説は、他にもあった。)



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コメント

安曇野

長野には毎年のように行っていますが安曇野は一番好きな場所です。大王わさび園の周辺は道祖神がたくさんあって色々な表情のものがありました。
わさび園のわさびソフトは絶品でしたよ。

Re: 安曇野

安曇野は、住みたくなるような田舎。 そんな感じでしょうか。
車で走っていたら、高い山が見えました。
ここは、安曇野市穂高だから、穂高岳が見えるのだろうか。
それとも、槍ヶ岳? 野口五郎岳も近い。

こんばんわ。穂高に来たんですね。ここは常念岳の入口です。松本平から見ると一番立派に見える山です。晴れれば、車でしたら美ヶ原、霧が峰と絶景のスポットも巡って下さいね。

Re: タイトルなし

頂上があるとは、知りませんでした。 それも、百名山の。
戻って、登ってきます。
高原に行かなくても、どこも景色はいいですね。


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Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
よろしく。

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